SMBCコンシューマーファイナンスは3月17日、「30代・40代の金銭感覚についての意識調査2022」の結果を発表した。調査は2月4日~5日、30歳~49歳の男女1,000名(性年代均等割付)を対象にインターネットで行われた。

  • 30代・40代の貯蓄事情

    30代・40代の貯蓄事情

毎月自由に使えるお金はいくらあるか聞いたところ、「1万円以下」が最も多く29.5%。次いで「1万円超~2万円以下」(18.4%)、「2万円超~3万円以下」(15.7%)と続き、その平均は3万3,265円と、前回調査(3万192円)から3,073円増加した。

貯蓄額については、「50万円以下」(22.9%)が最も多く、次いで「0円」(16.6%)、「50万円超~100万円以下」(13.4%)、「1千万円超」(12.9%)、「500万円超~1千万円以下」(11.3%)という結果に。調整平均(上位と下位からそれぞれ10%のデータを除外して算出)は、前回調査から8万円増の291万円だった。

  • サブスクリプションサービスについて

    サブスクリプションサービスについて

次に、サブスクリプションサービスについて質問したところ、月額・定額制で使い放題のサービスに「お金をかけている」人の割合は33.4%。ひと月あたりにかけている金額の全体平均は1,528円だった。

そこで、現在利用しているサービスを教えてもらったところ、「動画配信」(72.8%)が突出して高く、次いで「音楽配信」(41.0%)、「雑誌・マンガ」(10.5%)、「ゲーム」(7.2%)、「ニュース」(3.9%)という結果に。サービスを利用している、または、利用したいと思う理由を聞くと、「気軽に商品・サービスが利用できるから」(27.8%)、「使いたいときだけ利用できるから」(25.5%)、「購入するより節約になるから」(22.4%)が上位にあがった。

  • 投資について

    投資について

続いて、投資(株式投資、仮想通貨、実物投資、ポイント運用・ポイント投資など)について質問したところ、「投資をしている」という人は34.5%、「していないが、したいと思う」は35.6%。ひと月あたりの投資額(貯蓄型保険除く)は、平均で3万6,964円という結果に。何に投資をしているかを聞くと、「投資信託」(61.4%)、「株式」(53.9%)、「債券(国債など)」(15.1%)が上位となった。

投資をしている・したい理由については、「老後の生活費のため」(44.5%)が最も高く、次いで「万が一のときの備えとして」(34.8%)、「小遣い稼ぎのため」(31.8%)、「子どもの教育費のため」(17.4%)、「現在の生活費のため」(16.8%)と続いた。

  • コロナ禍のリベンジ消費

    コロナ禍のリベンジ消費

また、コロナ禍のリベンジ消費でお金をかけたいと思うものを聞いたところ、「旅行・観光」(38.0%)が突出して高く、次いで「外食」(19.1%)、「テーマパーク」(11.9%)、「ライブ・コンサート」(11.6%)、「飲み会」(10.6%)という結果に。男女別にみると、女性では「旅行・観光」が45.6%と、男性(30.4%)と比べて15.2ポイント高かった。