味の素は3月16日、3月18日の春の睡眠の日にちなみ、出社とリモートを繰り返すハイブリッドな勤務の影響で生じる課題を把握するため、ハイブリッド勤務者で直近3カ月以内の睡眠に不満や不安といった課題を感じている20~50代の男女623名を対象に実施した調査結果を発表した。
リモートワークの日と出社の日の意識を比較したところ、「コミュニケーションにストレスを感じる」はリモートワークのほうが高いが、他はすべての項目で出社の日がストレスを多く感じる傾向が明らかになった。
一方、リモートワークにおいては「オンオフの区切りがつかない」「出社の日に比べて、長時間労働」になりがちで、結果「寝つきが悪い」傾向が高くなり、睡眠の質の低下を招いているようだという。
また、ハイブリッド勤務者は「寝ても、疲れがとれない」「休日は平日よりも、長時間眠る」「日中、眠気を感じる」「夜間、眠っている途中に目が覚める」などの項目で高い数値を示し、睡眠の課題を複数抱えていることもわかった。
もう少し掘り下げると、ハイブリッド勤務で出社が週3日の人は、睡眠の課題が顕著に表れたとのことだ。週3日出社の場合、生活時間も日々ずれる可能性が高く、睡眠の悩みも抱えやすい傾向が見られると同社は指摘している。