コンビニ3社の人気冷凍スイーツ食べ比べ

コロナ禍で需要が伸びた冷凍食品。コンビニでも冷凍食品の棚に並ぶ商品のカテゴリが多彩になってきた。

とくに目につくのが、デザート類。コンビニといえば以前からオリジナルのチルドスイーツが好評だが、最近は各社、冷凍スイーツにも力を入れているのだ。冷凍スイーツは日持ちがするので常備しておけば、「甘いものを食べたい」という欲求をすぐに満たしてくれて便利だ。

今回食べ比べたコンビニ3社の冷凍スイーツ(※店舗によって取り扱いのない場合あり)

そこで今回は、コンビニ大手3社の人気冷凍スイーツを食べ比べてみた。商品は、各社の広報に一番人気の商品を聞いて選出。なお、冷凍スイーツといっても、そのまま食べるだけでなく、自然解凍で食べたり、電子レンジで温めたり、商品によって味わい方はさまざまだ。

■セブン‐イレブン「セブンプレミアムクラシックチーズケーキ」

セブン‐イレブン「セブンプレミアムクラシックチーズケーキ」(300円／2個入り)

セブン‐イレブンからは、2021年11月に発売された「セブンプレミアムクラシックチーズケーキ」を実食！

封を開けると、紙のトレーにスティック状のチーズケーキが2つ。食べてみると、ひんやり冷たく、新鮮な食感。口当たりは軽めだが、ニュージーランド産クリームチーズの濃厚なコクはしっかり感じられる。商品名のとおり、クラシック感のある正統派の美味しさだ。

基本は冷凍のまま食べるが、自然解凍もできる。2個入りなので、1個は自然解凍して食べてみた。パッケージの表記に従って、室温約25℃で15分ほど待つ。すると今度は、ねっとり感や甘さが増し、より濃厚な味わいになっていた。個人的にはこちらも好みだ。

スティック状なので、片手で食べやすいのもポイント。大きさも手頃で、テレワーク中の手軽なおやつにもよさそうだ。カロリーは1個あたり133kcal。

「トレーのミシン目をめくり、片手でも食べやすい形状にしました。いろんなシーンで、お好きなタイミングで気軽に召し上がっていただけます」(セブン-イレブン・ジャパン商品本部マーチャンダイザー小暮綾子さん)

＜セブン‐イレブン「セブンプレミアムクラシックチーズケーキ」のポイント＞

・ニュージーランド産クリームチーズの濃厚なコク
・温度による食感の違いを楽しめる
・片手で食べやすいスティックタイプ

■ファミリーマート「とろけて美味しいフォンダンショコラ」

ファミリーマート「とろけて美味しいフォンダンショコラ」(388円/2個入り)

ファミリーマートの一番人気は2021年11月発売の「とろけて美味しいフォンダンショコラ」。

こちらは電子レンジで温めて食べるスタイル。商品の紙カップを取り、皿に乗せて、1個約25秒(500Wの場合)温める。

ナイフでカットすると、中からとろ～りクリーミーなガナッシュ(チョコレートとクリームを合わせたもの)が。これはテンションが上がる!

ガナッシュにはクーベルチュールチョコ(製菓用チョコレート)が使われており、風味が濃く、リッチな味わい。しっとり感のある生地ともマッチしている。チョコ好きにはたまらないはずだ。

「お客様に『温める』というひと手間を加えていただくことで、その商品を最も美味しく召し上がっていただけるように設計しています。また、『そのまま食べる』のが基本のチルドスイーツやアイスクリームとの差別化も図っています」(ファミリーマート商品本部デリカ食品部栗原栄員さん)

商品はとくに女性客から圧倒的な支持を集めているという。パッケージ写真のようにクリームやフルーツを添えたり、コーヒーや紅茶を合わせたりしたら、かなり贅沢なティータイムが楽しめそうだ。カロリーは1個あたり220kcal。

ちなみにパッケージの裏面には、電子レンジを使わない裏技として、自然解凍の方法も紹介されていた。冷蔵庫(約5℃)なら約1時間半、室温解凍(約25℃)なら約30分で、くちどけのよいチョコレートケーキとしても食べられるとのこと。この場合、チョコレートのとろけ出しはないが、職場などでサクッと食べたいときにはよさそうだ。