野村不動産ソリューションズはこのほど、「住宅購入に関する意識調査(第22回)」の結果を発表した。調査期間は2022年1月24日~2月6日、調査対象は不動産情報サイト「ノムコム」会員、有効回答は2,460人。

住宅ローン控除縮小の影響は?

  • 住宅ローン控除縮小、住まいの購入検討に変化はある?

    住宅ローン控除「縮小」によるお住いの購入検討に変化はありましたか?(出典:野村不動産ソリューションズWebサイト)

住宅ローン控除「縮小」により住まいの購入検討に変化はあったか聞くと、半数以上の56.7%が「影響なし」と回答。次いで「検討を一旦休止し、様子をみる」が26.7%、「検討をやめる」が10.0%、「一旦休止したが、検討を再開した」が6.6%となった。

今後の不動産価格については、「上がると思う」が1.4%と前回調査(2021年7月)と比べて10.0ポイント増えた。一方、「横ばいで推移すると思う」は31.6%(前回31.4%)、「下がると思う」は24.1%(同24.5%)でともに前回とほぼ同率となった。

今、不動産は「売り時だと思う」と答えた割合は78.6%で前回より8.0ポイント増加。理由としては、「不動産価格が上がったこと」が77.4%で最多となった。

「買い時だと思わない」との回答は前回比12.9ポイント増の49.0%。一方、「買い時だと思う」は同1.9ポイント増の8.7%、「どちらかと言えば買い時だと思う」は同6.3ポイント増の23.7%となった。買い時だと思う理由をみると、「住宅ローンの金利が低水準」(68.3%)が最も多かったほか、「今後、住宅ローン金利が上がると思われる」(27.4%)が前回より15.0ポイント増加したことがわかった。