鉄道・運輸機構とユーグレナは28日、神奈川東部方面線事業(相鉄・東急直通線)における工事受注者の協力の下、鉄道建設工事において環境に優しいバイオ燃料「サステオ」を給油した電車線や軌道工事車両による工事作業を実施したと発表した。
鉄道・運輸機構とユーグレナは、SDGsの理念にもとづき、温室効果ガス排出量の一層の削減に向け、バイオ燃料のさらなる利用の可能性を探るため、2021年7月7日に独立行政法人として初の包括連携に関する基本合意書を締結したとのこと。
この包括連携にもとづく取組みとして、神奈川東部方面線事業(相鉄・東急直通線)の鉄道建設工事において、電車線工事を行う新生テクノス、軌道工事を行う東鉄工業の協力の下、次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を燃料の一部として給油した工事車両による工事を実施。順調に作業が進んだとしている。
「サステオ」は、ユーグレナが製造・販売する次世代バイオディーゼル燃料。使用済み食用油やユーグレナ由来油脂などを原料としており、食料との競合や森林破壊といった問題を起こさない持続可能性に優れた燃料だという。