大東建託は、「いい部屋ネット街の住みここち沿線ランキング2021<首都圏版>」を集計し、その結果を2月24日に発表した。同ランキングは2019年~2021年の3カ年分の回答を累積・集計したもので、マクロミルの登録モニターかつ、首都圏の117沿線居住の133,207名を対象にインターネットにて調査は行われた。

  • 町の住みここち沿線ランキング2021TOP30

「いい部屋ネット街の住みここち沿線ランキング2021<首都圏版>」の1位に輝いたのは、「東急東横線(代官山~多摩川)」(偏差値73.5、25㎡の家賃相場:10.4万円)。「駅を中心に商店街があり、にぎわいがあるが騒々しさはない」「下町の気安さと山手の落ち着きがバランスがよく共存している」「街並みがきれい」「アクセスが良い」などの意見が寄せられている。「イメージ」要素における偏差値も高かった。

次いで、選ばれたのは「みなとみらい線(横浜~元町・中華街)」(偏差値73.0、25㎡の家賃相場:8.3万円)。「子どもが遊べる公園が各町内に複数ある」「緑や海の眺めも楽しめる一方で、みなとみらい等の近未来的な建物や商業施設もあって飽きない」「静かで暮らしやすい」といった声があがった。

3位には「東急目黒線(不動前~多摩川)」(偏差値73.0、25㎡の家賃相場:9.7万円)がランクイン。「徒歩圏内に商店街も多く、おおむね物価も安く住みやすい」「中心地には店舗が多いが、少し歩くと閑静な住宅地」「生活しやすい」「街並みが統一され整然としている」などの意見が寄せられた。

また、「住みここちに関する54項目の設問」の因子分析から得られた8つの要素別で、ランキングを集計。「生活利便性」因子では、今回の「街の住みここち沿線ランキング」で2位となった「みなとみらい線(横浜~元町・中華街)」が昨年3位から順位をあげて1位に輝いた。

  • 生活利便性

「交通利便性」因子において、TOP4は昨年と全く同じ順位に。5位に今回の「街の住みここち沿線ランキング」で1位となった「東急東横線(代官山~多摩川)」がランクインしたことにより、2位~6位は全て東急線沿線の路線となった。

  • 交通利便性

「行政サービス」因子では、昨年から順位の入れ替わりはあるものの、1位の「ブルーライン(あざみ野~北新横浜)」と2位の「西武多摩川線(武蔵境~是政)」が偏差値70後半の極めて高い評価を得ている。

  • 行政サービス

「イメージ」因子では、高層マンションなどが立ち並ぶみなとみらいエリア沿線の「みなとみらい線(横浜~元町・中華街)」と、代官山や田園調布、自由が丘といった高級住宅街として人気の高いエリアを通る「東急東横線(代官山~多摩川)」の評価が極めて高く、偏差値70台だった。

  • イメージ

「静かさ治安」因子では、多摩市や府中市など東京都下を通る沿線の評価が昨年に引き続き高い傾向に。また、今回の調査から追加で沿線を分割した「多摩都市モノレール(多摩センター~甲州街道)」が6位、「JR八高線(東飯能~丹荘)」が7位にランクインしている。

  • 静かさ治安

「自然・観光」因子では、神奈川県の海沿いの観光地を通る沿線の評価が引き続き高く、特に「江ノ島電鉄線」や「JR横須賀線」は偏差値80台と非常に高い評価を得ているとのこと。

  • 自然・観光