マイナビは「マイナビ 2023年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(1月)」の結果を2月16日に発表した。同調査は1月20日~31日、2023年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生3,507名を対象に、インターネットで実施した。
1月にインターンシップ参加や就職活動準備と、学業・定期試験との両立で悩んだり苦労したことがあるか尋ねたところ、69.9%が「ある」と答えた。
両立に悩んだり苦労したことが「ある」との回答者を対象に、最もあてはまることを調査。35.1%が「就活準備を優先したいが、テスト勉強や学業に忙しい」、24.2%が「テスト勉強や学業を優先したいが、終活準備に忙しい」と答えた。
また、2月の予定について聞くと「インターンシップに参加したり就職準備を行う」(82.9%)が最多だった。定期試験が落ち着く2月に就活準備を進める予定をしている人が多い傾向にあった。
現在の就活準備レベルを自己採点してもらったところ、平均は39.9点(前月比1.4pt減)だった。2021年7月時点と比較すると、低評価(「0点~20点(全くできていない)」と「21点~40点(あまりできていない)」の合計)は17.1pt減少している。
現在の状況として当てはまるものを尋ねたところ、就職活動の方向性(志望業種や企業、職種、大事にしたい価値観など)について「固まった」と回答した割合は49.5%だった。
文理別でみると、文系で「方向性が固まった」と回答したのは45.1%、理系では56.7%。理系の方が10ptほど高い結果となったが、理系学生は一般的に自身の専攻領域と志望業界を関連付けて活動を行う傾向にあることから、文系学生より方向性を固める時期が早かったと考えられるという。