NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(総合 毎週月~土曜8:00~ほか ※土曜は1週間の振り返り)で、ヒロイン・大月ひなた(川栄李奈)の同級生・野田一恵役を演じている三浦透子がこのほど、朝ドラ初出演の感想や自身の役柄の魅力を語った。
三浦は朝ドラ初出演。「初めてのことというのは、私にとってとてもワクワクすることなので、初の“朝ドラ”ということで、すごくうれしいなという気持ちでした。それに、私が初めて出演したドラマも藤本さんの脚本だったので、初めての“朝ドラ”も藤本さんの脚本で、こんなにありがたいご縁はないなと本当にうれしかったです」と喜ぶ。
そして、「これは“朝ドラ”だからということではないかもしれませんが、物語の結末がわからないまま役を作っていくことは面白さの一つなのかなと感じています。私は、これまで映画の仕事が多く、最初から結末がわかったうえで役に取り組むことばかり経験してきたので、“朝ドラ”の撮影が最初は不安でした。でも、物語のさまざまな景色を見てきた人たちといっしょに台本に向き合って話しながら育っていく感じが私にとってはすごく新鮮です。それは挑戦でもあるのですが、楽しいです」と朝ドラの感想を語る。
三浦が演じる一恵は、少女漫画に夢中になり、髪は聖子ちゃんカットで時代の流行に敏感。家業を継ぐことを求められ、子どものころからお茶の稽古をしてきたが、親の思い通りには生きない! と自分をつき通すたくましい女の子。ひなたがいつも頼りにする無二の友だ。
三浦は「自分の思ったことをちゃんと言葉にできて、芯のしっかりした子だなという印象があります。ひなたとも違う明るさを感じました。一恵は、ひなたに比べるとしっかりもので、思ったことも言うし、でも『しょうがないな、手伝ってやるか』みたいな、ちゃきちゃきしたかっこよさを持った人だと思いますね」と一恵の印象を述べ、「お母さんから茶道の道を継ぐように言われてそれに少しあらがっているようなんですが、一恵ちゃんは、きっと、茶道の道を完全に拒絶しているということではなくて、その道を行くにしても行かないにしても、自分で考えて自分で決めたいということなんだと思うんです」ととらえている。
また、一恵の髪型やファッションについて、「一恵は聖子ちゃんカットでファッションも流行に敏感な子なので、初めてちゃんと扮装してセットに入った時に、スタッフのみなさんから『いっちゃんはすごく時代感を背負ってる感じがする』っておっしゃっていただいたんです。ひなたも小夜子も当時のファッションではあるものの、現在でも違和感のない服装や髪型なので、そういう意味で、私は一恵の服装や髪型からエネルギーをもらっている気がします」とコメント。「でも、川栄さんとも『この時代の髪型をすると、10代を演じているのに年上を演じている気持ちになっちゃうんだよね』って話していたんです(笑)。どうしても、私たちからすると昔の髪型という印象なので」と川栄とのエピソードも明かした。
さらに、視聴者に向けて「一恵の母・一子は日本の伝統文化である茶道を通して和の心をちゃんと持っていながらも、現代の流行にもすごく敏感。すごく視野が広くて、いろいろなものに興味や関心を抱いているすてきなお母さんだったと思います。きっと、一恵もそうじゃないかなと思っています。撮影現場は、一緒にいてすごく落ち着くなぁという人たちばかりなので、その空気感も画面を通して伝わるんじゃないかと思っています。私もしっかり呼吸をしつつ、周りの人とコミュニケーションを大事に感じながら演じていけたらいいなと思っています。楽しんでもらえたらうれしいです」とメッセージを送った。
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