ミュージカル『エリザベート』が2022年〜2023年に上演されることが27日、明らかになった。

  • 左から花總まり、愛希れいか、山崎育三郎、古川雄大、井上芳雄

    左から花總まり、愛希れいか、山崎育三郎、古川雄大、井上芳雄

同作は1992年にウィーンで初演をむかえて以来、世界中で上演されているミュージカル。日本では1996年から宝塚歌劇団、2002年からは東宝版の上演が行われている。オーストリア=ハンガリー帝国の皇后・エリザベート(花總まり/愛希れいか)の生涯を描き、ハプスブルク家の崩壊の物語に、"死"の概念である黄泉の帝王・トート(山崎育三郎 ※東京公演のみ/古川雄大/井上芳雄 ※福岡公演のみ)を絡めた。

2020年4月〜7月に上演を予定していたものの、新型コロナウイルスの影響で全公演中止に。新たに2022年〜2023年に4都市での上演が決定した。

日本初演の『エリザベート』でタイトルロールを世界最年少で演じ、本場ウィーンの製作陣からも高い評価を得て2019年にはオーストリア共和国有功栄誉金章受章、国内でも読売演劇大賞優秀女優賞、菊田一夫演劇賞大賞を受賞した花總まりは、本公演が四半世紀以上を共に歩んだエリザベート役の集大成となる。2019年より花總とともに同役を演じた愛希れいかは、ミュージカル『マタ・ハリ』『泥人魚』などに加え、NHK大河ドラマ『青天を衝け』、ドラマ『潜水艦カッペリーニ号の冒険』など多方面での活躍を経て、本公演も花總とWキャストでエリザベートを演じる。

トート役には、人気・実力ともにミュージカル界のトップを走り続ける山崎育三郎(東京公演のみ)、古川雄大、井上芳雄(福岡公演のみ)の三俳優が集結。2020年、新型コロナウイルスの影響で幻となった“山崎トート”が、2022年遂に帝国劇場に現れる。さらに新キャストとして、オーストリア皇太子・ルドルフ役を甲斐翔真と立石俊樹がWキャストで務めることが決定した。

東京公演は帝国劇場にて10月9日〜11月27日、愛知公演は御園座にて12月5日〜21日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて12月29日〜2023年1月3日、福岡公演は博多座にて2023年1月11日〜31日。

キャスト

エリザベート(オーストリア皇后):花總まり/愛希れいか
トート(黄泉の帝王):山崎育三郎(東京公演のみ)/古川雄大/井上芳雄(福岡公演のみ)
フランツ・ヨーゼフ(オーストリア皇帝):田代万里生/佐藤隆紀
ルドルフ(オーストリア皇太子):甲斐翔真/立石俊樹
ルドヴィカ/マダム・ヴォルフ:未来優希
ゾフィー(オーストリア皇太后):剣幸/涼風真世/香寿たつき
ルイジ・ルキーニ(皇后暗殺者):黒羽麻璃央/上山竜治