東京都交通局は25日、都営浅草線のダイヤ改正について発表した。土休日ダイヤは2022年2月26日、平日ダイヤは2022年2月28日に改正し、日中時間帯にエアポート快特の一部列車の種別変更、西馬込~泉岳寺間で運転間隔の見直しを予定している。

  • 都営浅草線は相互直通運転を行う京急電鉄・京成電鉄と同日にダイヤ改正を実施

エアポート快特は都営浅草線から京急線へ直通し、羽田空港第1・第2ターミナル駅発着で運転。都営浅草線では唯一、通過駅のある種別で、泉岳寺~押上間の途中停車駅は三田駅、大門駅、新橋駅、日本橋駅、東日本橋駅、浅草駅となっている。現在、泉岳寺駅から押上方面、押上駅から泉岳寺方面ともにおおむね平日10~15時台・土休日10~18時台に毎時3本ずつ設定。その他、朝夕の時間帯にもエアポート快特が運転される。

2月26日のダイヤ改正で、エアポート快特の一部列車を都営浅草線の各駅に停車する種別に変更。日中時間帯(おおむね10~16時台)における通過駅での乗車機会を増やす。ダイヤ改正後、平日・土休日の日中時間帯に運転されるエアポート快特の本数は、泉岳寺駅から押上方面、押上駅から泉岳寺方面ともに1時間あたり1~2本に。同時間帯、都営浅草線の各駅に停車する列車は現行の1時間あたり9本から1時間あたり10~11本に増える。朝夕の時間帯に運転されるエアポート快特も、一部列車を都営浅草線の各駅に停車する種別に変更する。

西馬込~泉岳寺間では、日中時間帯の運転間隔が見直しに。現在、西馬込駅から泉岳寺方面は平日・土休日ともに10~16時台に5~10分間隔で運転され、泉岳寺駅から西馬込方面は平日11~15時台・土休日10~19時台に5~10分間隔で運転時刻をパターン化しているが、ダイヤ改正後は平日・土休日の10~16時台を10分間隔の運転に変更するという。

なお、東京都交通局はダイヤ改正に合わせ、都営地下鉄と日暮里・舎人ライナーで実施している終電時刻の繰上げを正規のダイヤにすると発表している。これにともない、一部路線・区間で運転間隔等の見直しにより、終電の時刻が変更される。都営浅草線では、押上駅、日本橋駅、新橋駅、大門駅などから西馬込駅への終電(泉岳寺駅乗換え)が改正前の時刻より2分繰下げ、泉岳寺駅への終電が改正前の時刻より1分繰下げに。押上駅から浅草橋駅への終電も改正前の時刻より1分繰下げとなる。