「やってしまった~!!」寝坊で遅刻した時、会社にどう連絡するか悩ましいもの。でもこんなポジティブな発言がTwitterで話題になっています。

投稿者は、オーストラリアから英語を楽しく学べるイラストを毎日投稿している、「こあらの学校」こあたんさん(@KoalaEnglish180)です。

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日本人なら「寝坊してしまったので遅刻します。申し訳ございません。」と連絡してくるところ、オーストラリア人の同僚は「よく眠れたので遅れます!」と連絡してくる。ポジティブで清々しいから明日から取り入れていきたい。(@KoalaEnglish180より引用)

まさかの「よく眠れたので遅れます!」と遅刻の連絡を入れてくるオーストラリア人の同僚さん。清々しい! この投稿に、3.8万件のいいね、7,000件以上のリツイートと、大きな反響が寄せられています(1月19日時点)。

この妙な前向きな連絡のエピソードに、「考え方が振り切ってると怒れないわ 実際に言えたらいいな」「遅刻しても、そのような連絡だと怒る気無いですね。笑笑。言葉は使い様だね」という声も。「遅刻したら積極的に使ってみます!! シバかれると思いますが(笑)」と、言ってみたいというコメントも寄せられています。

「言ってみたいけど会社連絡には無理だなぁ…」「ポジティブなのはいいけど、就業時間とかの規則(約束)を破っているわけで、単純に真似しようとは思えないや」という意見もありますが、「職場の仲間も認めてくれる風土で、遅れても他の人がカバーできる体制になっているんですね」「日本人でもキャラ大事なんでしょう。普段からこういうキャラ設定にしとけば楽だよね」と、働く環境や一緒に働くメンバーとの関係があっての発言なのかもしれません。

しかしこのポジティブ発言、他の同僚の方はどう受け止めたのでしょうか。また、オーストラリアではよくある光景なのでしょうか? 投稿者のこあたんさんにお話を伺いました。

投稿者に聞いてみた

――ポジティブな連絡ですが、この連絡に対して他の同僚の方や上司の方の反応はいかがでしょうか?

特に珍しいことではないようで、特段反応はありませんでした(笑)。

――この考え方はこの同僚の方に限らず、オーストラリアで働いているとよく聞くことでしょうか?

「よく眠れたので」とはあまり聞きませんが、例えば「Sick today」のような短文で欠勤する等、日本との文化の違いは感じることがあります。


日本では「遅刻して申し訳ありません」と理由と謝罪を合わせて丁寧に伝えることが多いですが、こあたんさんによると、オーストラリアでは短文で簡潔に連絡を入れることもあるそう。自業自得とはいえ、遅刻した時はあれこれ悩みながら連絡している状況と比べると、ちょっとうらやましくも感じます。

また、こあたんさんは1月20日に、書籍『これを英語で言えるかな?こあら式意外と知らない英単語図鑑』(マガジンハウス刊)を出しています。日常生活でとてもよく登場する単語なのに、いざ言おうとすると言えそうでなかなか言えない、そんな身近な英単語を集めた単語図鑑で、全ページにイラストをふんだんに使っているため、日本語を介さずにビジュアルで学ぶことができるそう。

普段からイラストで楽しく学べる英語の情報を投稿しているこあたんさんは、オーストラリアで働くエピソードも紹介されています。ところ変われば考え方も変わりますが、ちょっと真似してみたくなるポジティブなツイートの紹介でした。