アイリスオーヤマは1月17日、「除菌ができるウェットティッシュ」4種類を全国のドラッグストアやインターネットサイトを中心に発売した。

  • 「除菌ができるウェットティッシュ」4種類(左から「凄厚(すごあつ)シリーズ」アルコールタイプ、ノンアルコールタイプ、「大容量シリーズ」アルコールタイプ、ノンアルコールタイプ

同商品は、「凄厚(すごあつ)シリーズ」(480円)、「大容量シリーズ」(450円)の2シリーズをラインアップ。

「凄厚シリーズ」は、厚みが同社既存品の約2倍で破れにくく、卓上や部屋の掃除に適している。「大容量シリーズ」は100枚入りで普段使いに適しているとのこと。両方とも、アルコールタイプとノンアルコールタイプをラインアップしており、子供や年配者、肌の弱い人など幅広い人が安心して使用できる。

どちらも取り出しやすいボトルタイプで、手軽に身の回りの汚れの拭き取りや気になる箇所の除菌ができる。65枚~100枚と大容量のため家族でも気兼ねなく使用が可能。十分な薬液を使用することで乾きにくく、ウェット感が持続し汚れをしっかりと拭き取ることができる。

  • 取り出しやすいボトルタイプ

同社では、新型コロナウイルス感染症拡大に伴うグローバルサプライチェーンの混乱の影響を受け、2020年7月より宮城県角田工場でのマスクの国内生産を開始した。2021年には静岡県富士小山工場での飲料水事業の本格稼働や、茨城県つくば工場第二倉庫の新設など、積極的な設備投資を行い、有事の際に安定供給できる生産供給体制を構築している。しかしオミクロン株の感染拡大により、さらなる長期化が懸念されている。

今回発売した除菌ウェットティッシュは、宮城県角田工場の一部を改修して生産している。これまで中国一国に依存していた供給体制を見直し、国内工場で内製化することで、有事の際のサプライチェーン寸断のリスクを回避し、安定供給できる体制を構築するという。

  • 除菌ウェットティッシュ 生産ライン