年末年始、「牛乳」がニュースで話題となり気になった人も多いはず。新型コロナウイルス感染拡大の影響により需要が落ち込んでいる牛乳・乳製品。さらに例年、年末年始は学校が休みで牛乳の消費量が落ち込む時期ということもあり、業界団体「Jミルク」の試算によると、年末年始には牛乳や乳製品の原料である生乳が約5000トンも余り、廃棄される可能性があると予測。
そこで、全国の酪農乳業関係者らが牛乳消費を呼びかける運動「#1日1L」を行い、SNSに投稿するなどして全国の消費者に牛乳を飲む、料理に使うことを促していた。
こうした話題から、「そういえば、最近牛乳飲んでないな」と思った方もいるのでは? 子供の頃は成長に欠かせない飲み物として毎日飲んでいた牛乳だが、大人になってからは飲む飲まないは個人の好み。寒い季節にはホットミルクにして飲むと美味しそうだが、実際、働く世代にとって牛乳は「美味しさ」の他にどんな効果が期待できるのだろうか。
ホットミルクがもたらす効果とは
「森永のおいしい牛乳」などを発売している森永乳業株式会社では、35~54歳の女性に実際に牛乳を飲んでもらい、「ホットミルクがもたらす気分の変化」の検証結果を発表している。
仕事や家事の合間にスマホを見ながら過ごす休憩を「スマホ休憩」、ホットミルクを飲みながら過ごす休憩を「ホットミルク休憩」とし、休憩前後の心理状態の変化をみることで、「ホットミルク休憩」がもたらす気分の変化を検証しようというものだ。
それによると、「ホットミルク休憩」は「スマホ休憩」に比べ「安定度」が約4倍に。気分が沈静化されて心がゆったりと落ち着いた状態になったという。また、サーモグラフィー検査では、「ホットミルク休憩」前後で体表温度が1.1℃上昇したのだとか。
そうした検証結果から、ホットミルクを飲むことは、焦ったり慌てている場面でも落ち着きを取り戻すような効果が期待できたり、仕事やプライベートのオン・オフの切り替えにもいいようだ。
「ホットミルク」で作るごちそうを紹介
ホットミルクの作り方は簡単。「森永のおいしい牛乳」200mlをカップに注ぎ、ラップをせずにレンジ(500W)で約1分30秒温めるだけ。熱すぎずぬるすぎない絶妙な温かさで、優しく自然な甘みを感じて文字通りホッとひと息。
忙しい合間の気分転換にもなった。これから本格的に寒くなるだけに、冷蔵庫に牛乳を常備しておいて、「ホットミルク休憩」したら仕事も家事もはかどるはず。
また、牛乳は料理でも大活躍。今回、フライパンひとつで簡単に作れる「濃厚ミルクパスタ」を作ってみた。フライパンでベーコン、しめじを炒め、「森永のおいしい牛乳」400ml、水200ml、コンソメを入れる。
パスタを半分に折って加え、時々混ぜながら中火で5分煮込む。キャベツを加えてパスタが柔らかくなるまで煮込み、塩で味を整えたら「クラフト 100%パルメザンチーズ」をかけてでき上がり。
たっぷり牛乳を使うことで、生クリームを使わなくても濃厚な味わいに仕上がり、ベーコンの塩味と野菜の旨味が溶け出してとても奥深い味を感じられた。
また、ディナーには寒い日にピッタリのシチューでも、牛乳の優しい美味しさと温かさを味わうことができるので、こちらもおすすめだ。
ひと息つきたいときはホットで、お風呂上りにグイっと飲みたいときは冷やして、さらには料理でもまろやかな美味しさを楽しむことができる牛乳。これを機にいろんな飲み方、食べ方を試してみては。