一部報道によるとヤマハ発動機は、この春から排気量125ccクラスのEVバイクを市場に投入する方針を示したという。車名やスペックなどはまだ非公表だが、日本や欧州などで順次、実証実験を兼ねたリースを開始する予定となっている。

ヤマハがこのクラスで自社開発の電動バイクを手掛けるのは今回が初。世界的に自動車のEVシフトが進む中、バイクの分野でも電動化へ向けた取り組みを本格化させる意向だそう。

  • ヤマハ初の125ccEVバイクが今春登場

    ヤマハ初の125ccEVバイクが今春登場。画像提供:ヤマハ発動機

ヤマハは現在、EVスクーター「E-Vino(イービーノ)」を展開しているが、125ccクラスのEVバイクはイービーノのような交換式(取り外し式)のバッテリーではなく、車体に固定したプラグイン充電を採用。走行モードはエコ、ノーマル、パワーの3種類を使い分けることができ、パワーモードではよりパワフルな走りが楽しめる。

  • ヤマハ発動機、この春から排気量125ccクラスのEVバイクを市場に投入

航続距離について詳細は明かされていないが、イービーノの距離とは全然違うレベルだという。イービーノは満充電で約29km(カタログ値)を走るが、新たなEVバイクは大幅に距離を伸ばすことになりそうだ。

  • ヤマハ初の125ccEVバイクが今春登場

価格帯も気になるところだが、中国メーカーなどのEVと比べると、どうしても高くなってしまい、価格をどう下げていくかが課題とのこと。イービーノの場合、ガソリン車のビーノと比べて航続距離は9割以上短いにも関わらず、価格は3割近くアップする。

  • ヤマハ初の125ccEVバイクが今春登場

今春に日本と欧州で市場投入されたあとは、台湾やタイ、マレーシア、インドネシアにも順次投入する予定となっている。また50ccクラス級の電動バイクの新型車も開発し、欧州での展開を視野に入れている。こちらも1回の満充電での航続距離が大幅に上がったということで、大きな期待できそうだ。

ヤマハは2050年に2輪車の90%を電動車にする計画を掲げており、今後もモデルを拡充し、カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)への貢献を目指す。