■業界内で「大器」の声が飛ぶ21歳

  • 莉子

  • 見上愛

  • 小西桜子

4人目も、もう1人10代女優の莉子(19)を挙げておきたい。『Popteen』モデル、TikToker、恋愛リアリティショー『月とオオカミちゃんには騙されない』(ABEMA)での活躍で、すでにティーンのインフルエンサーだったが、ジワジワと女優業を本格化させている。

昨年は『警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~』(テレビ東京系)、『スイートリベンジ』(FOD・フジ系)に出演したほか、主演映画『劇場版 DISTORTION GIRL』も公開された。今年も映画2作への出演が決まっているほか、1月期のドラマ『ファイトソング』(TBS系)では児童養護施設で暮らす女子高生を演じる。

5人目は、まだ女優デビュー2年ながら映画業界から「大器」の声が飛ぶ見上愛(21)。それまで『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)や『MIU404』(TBS系)などに出演したものの、見せ場のある役ではなかった。一転して注目を集めたのは、『きれいのくに』(NHK)。事実上のヒロインとして、顔にコンプレックスを持ち、パパ活をはじめる女子高生を演じて強烈な印象を残した。

さらに昨年は主演作『衝動』で失語症の少女を熱演したほか、映画4作に出演。今年も主演映画『消せない記憶』の公開が控えているほか、CMのオファーも多く、JRA、サントリー、リクルートの大手に出演している。

6人目は、昨年ドラマ7作、映画3作に出演し、売れっ子となった小西桜子(23)。『うきわ-友達以上、不倫未満-』(テレ東系)で「人間観察が趣味」で上司をイジる鋭い部下、『レンアイ漫画家』(フジ系)で恋人の心変わりを警戒するウエイトレス、『ラブファントム』(MBSほか)でキスシーンだらけのラブストーリーでヒロインを務めた。三池崇史監督から才能を見込まれたほか、初の写真集を永瀬正敏に撮ってもらうなど、大物から愛されているのは間違いない。

■話題CM、人気モデル、朝ドラ出演

  • 芋生悠

  • 志田彩良 撮影:島本絵梨佳

7人目は、すでにドラマ・映画・舞台と50作以上の出演歴を持つ芋生悠(24)。昨年はBOAT RACE振興会のシリーズCM「Splash ボートレーサーになりたい!」に出演し、神尾楓珠、飯尾和樹らとの共演で一気に顔を売った。演技力はもちろん独特の存在感があるほか、身体能力も高く、アクションもできるだけに期待値は高い。

8人目は、現役『non-no』モデルの紺野彩夏(22)。昨年は『いいね!光源氏くん』(NHK)、『JKからやり直すシルバープラン』(テレ東系)、『ボーダレス』(ひかりTVほか)に出演したほか、映画『藍に響け』では主演を務めた。さらに『痛快TV スカッとジャパン』(フジ系)、『あざとくて何が悪いの?』(テレ朝系)などのバラエティドラマをそつなくこなす器用さもある。

9人目は、今春スタートの朝ドラ『ちむどんどん』(NHK)に出演予定の高田夏帆(25)。「ヒロインの友人役」というネクストブレイクポジションを務める。昨年は『凜子さんはシてみたい』(MBS・TBS系)で主演を担ったほか、『王様のブランチ』(TBS系)のリポーターとしても健在。かつて『仮面ライダービルド』(テレ朝系)のヒロインを務めたこともあり、ファン層が広い。

最後の10人目は、昨年『ドラゴン桜』(TBS系)で主要生徒役の1人を演じた志田彩良(22)。昨年は『ゆるキャン△2』(テレ東系)に出演し、映画『かそけきサンカヨウ』で主演を務めた。以前から役作りや芯の強さなども評価され、5年前あたりから「次のブレイク候補」という声も上がっていたが、『ドラゴン桜』への出演でいよいよ待ったなし。

今年はどんな新星が飛び出し、どこまで人気を集めていくのか。ここで挙げた10人はその可能性を秘めた筆頭株だけに、一年間追いかけてみてはいかがだろうか。