就職活動中、この時期に自己分析や業界・企業・仕事研究を行なっていた人も多いのではないでしょうか。企業の研究はもちろん、就職地についてもどのような地域で働きたいかも考える時期。今回、マイナビニュース男女会員300人を対象にアンケート調査を実施。

  • 地方出身の学生はどこに就職している?

    地方出身の学生はどこに就職している?

これまでに新卒で就職活動を行なった人の中から、東京や大阪以外の地方の大学に通っていた人に「就職先の地域」について聞きました。

Q.就職先の地域はどこにしましたか?

  • 就職先の地域はどこにしましたか?

    就職先の地域はどこにしましたか?

1位「東京や大阪などの大都市」(50.5%)
2位「地元・出身地域」(35.8%)
3位「就活時に住んでいた地域」(9.5%)

Q.その地域を選んだ理由を教えてください

■「東京や大阪などの大都市」

・「都会で生活したかったのと憧れが強かった」(女性/39歳/鹿児島県から東京や大阪などの大都市に就職)
・「都会の方が給料が高いから」(男性/31歳/埼玉県から東京や大阪などの大都市に就職)
・「都会の方が選択肢がたくさんあったから」(女性/36歳/兵庫県から東京や大阪などの大都市に就職)
・「大手企業があるので選びました」(女性/27歳/岩手県から東京や大阪などの大都市に就職)
・「生活に便利」(男性/34歳/京都府から東京や大阪などの大都市に就職)

■「地元・出身地域」

・「自宅から近くて環境の変化が少なくて済むから」(男性/35歳/愛知県から地元・出身地域に就職)
・「地元を離れたくなかったから、一人暮らしをしたくなかったから」(女性/21歳/徳島県から地元・出身地域に就職)
・「地元で活躍したいと思ったから」(男性/36歳/高知県から地元・出身地域に就職)
・「地元を離れるのが不安だった」(女性/28歳/岡山県から地元・出身地域に就職)

■「就活時に住んでいた地域」

・「住み心地が良かったので」(男性/37歳/就活時に住んでいた地域(福岡県)に就職)
・「引っ越すのはどうしても嫌だったから」(男性/36歳/就活時に住んでいた地域(神奈川県)に就職)
・「引っ越しが面倒」(女性/32歳/就活時に住んでいた地域(群馬県)に就職)

Q. 地方から就職活動をした感想を教えてください

■都会に出た人

・「就職活動が大変だったが、東京の企業に就職できて満足している」(男性/31歳/埼玉県から東京や大阪などの大都市に就職)
・「給与が高いので満足」(男性/32歳/熊本県から東京や大阪などの大都市に就職)
・「楽しいが、人も多く疲れる」(男性/38歳/福岡県から東京や大阪などの大都市に就職)
・「会社説明会や面接などに参加するのに交通費がかかるのがネック」(女性/32歳/京都府から東京や大阪などの大都市に就職)
・「家賃や色々お金がかかった毎日だった」(女性/39歳/鹿児島県から東京や大阪などの大都市に就職)
・「自然が少なくて息が詰まりそうになる」(女性/30歳/長野県から東京や大阪などの大都市に就職)

■地元に残った人

・「やはり地元の安心感はある」(女性/32歳/静岡県から地元・出身地域に就職)
・「大都市への憧れもありましたが、地元で就職してみて、帰省も楽ですし、家族が近くにいる安心感もあって、結果的に良かったなと思っています」(女性/32歳/島根県から地元・出身地域に就職)
・「やりたい仕事につけて満足している」(男性/35歳/北海道から地元・出身地域に就職)
・「実家に近い場所だったため、何かと支援してくれた」(男性/36歳/高知県から地元・出身地域に就職)
・「就職のセミナーが東京開催が多く、大手で地元に入れる仕事を探すのが大変だった」(女性/24歳/北海道から地元・出身地域に就職)
・「就活に関して希望する職種どころか選択肢がほとんどなかった。別のセミナーに出ても同じ企業ばかりで辟易した」(男性/32歳/青森県から地元・出身地域に就職)


地方で就職活動をしていた人の約5割は、大都市への憧れや、選択肢の多さ、賃金の高さから東京や大阪などの大都市に就職したことが判明しました。就職してからは満足しながらも、人の多さや自然の少なさに疲れを感じでいるという声も……。

また地元に貢献したい人や、環境の変化がなく安心して過ごしたいと約4割の人が地元・出身地域に就職した結果に。就職活動中に苦労をしたという声もありましたが、就職後は実家が近くにあり安心する人も多かったようです。

配属によって希望通りの勤務地では働けない場合もありますが、社会人人生を充実させるため、勤務地選びも就職活動をしていく上で、重要なポイントといえそうですね。

調査時期: 2021年11月09~10日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート