2000年からテレビ朝日で放送されているドラマ『相棒』は、水谷豊さん演じる杉下右京を主人公に、警視庁内部の左遷先として扱われる「警視庁特命係」を舞台とした刑事ドラマシリーズです。

当初は土曜ワイド劇場の単発ものとしてスタートした『相棒』は、このpre seasonを経て、ドラマ化した作品。現在もseason20まで続く人気ドラマとして知られています。

相棒の歴代最長出演者は誰?

1:【初代+5代目】亀山薫(寺脇康文):約6年7カ月

  • 2002年10月9日~2008年12月17日(約6年2カ月)
  • 2022年10月12日~2023年3月15日(約5カ月)

2:【4代目】冠城亘(反町隆史):約6年5カ月

  • 2015年10月~2022年3月23日

3:【3代目】甲斐享(成宮寛貴):約3年5カ月

  • 2012年10月10日~2015年3月18日

4:【2代目】神戸尊(及川光博):約3年

  • 2009年3月18日~2012年3月21日

※season1からのみの期間

水谷豊さん演じる杉下右京とタッグを組む「相棒」役で最も長いのは、初代および5代目の亀山薫を演じた寺脇康文さん(合計約6年7カ月)で、2002年10月9日~2008年12月17日(約6年2カ月)と2022年10月12日~2023年3月15日(約5カ月)でした。

【2番目】は4代目冠城亘を演じた反町隆史さんで、約6年5カ月出演をしていました。【3番目】が3代目の甲斐享を演じた成宮寛貴さん(約3年5カ月)となり、【4番目】が2代目の神戸尊を演じた及川光博さん(約3年)という順番になります。

また、『相棒』の新シーズンである『season22』(毎週水曜21:00~※2クール)が、2023年10月にスタートすることが発表されたため、亀山薫(寺脇康文さん)の相棒タッグ歴がさらに更新されます。

水谷豊×寺脇康文、再会2シーズン目の『相棒』10月に2クールでスタート

相棒の歴代の相方キャスト

同シリーズにこれまで出演してきた相棒について紹介します。

・【初代】亀山薫:かめやまかおる(寺脇康文)
・【2代目】神戸尊:かんべたける(及川光博)
・【3代目】甲斐享:かいとおる(成宮寛貴)
・【4代目】冠城亘:かぶらぎわたる(反町隆史)
【5代目】初代・亀山薫が14年ぶりに5代目相棒に(2022年10月~)

基本的に相方になる経緯は、あらゆる事情から特命係に配属される形で右京の相棒となり、事件解決を通じて信頼関係を築いていくストーリーです。

亀山薫(寺脇康文)が5代目として復活

テレビ朝日系ドラマ『相棒season21』が10月(毎週水曜21:00~)より2クールでスタートする。俳優の水谷豊演じる杉下右京の5代目相棒は、14年ぶりタッグで寺脇康文演じる“初代相棒”亀山薫に決定した。

シリーズ卒業後は回想シーンや登場人物の会話に登場することはあったものの、右京と直接連絡を取ったり、帰国時に会うなどの描写はなかった。一度も顔を合わせていなかった右京と薫は、どんな再会を果たすのか。2人のコメントを紹介します。

『相棒』初代・亀山薫(寺脇康文)、14年ぶり帰還で5代目相棒に「感謝の気持ちでいっぱい」

【初代相棒】亀山薫:かめやまかおる(寺脇康文)

概要・役柄

初代相棒・亀山薫(かめやまかおる)を演じたのは寺脇康文さんです。亀山は『相棒』pre seasonからseason7の第9話まで出演しました。 亀山は曲がったことが嫌いな熱血漢。当初は左遷前の捜査一課へ戻る事にこだわっていたため、右京との衝突も多く見られました。

亀山薫が相棒をやめた理由

親友が殺害された事件をきっかけに、親友の意思を引き継いで海外でボランティア活動をするため。

・初代相棒
・俳優名:寺脇康文(役名:亀山薫・かおる)
・出演期間:2002年10月9日~2008年12月17日(約6年)
・出演シーズン:pre seasonからseason7の第9話

経歴
亀山薫を演じた寺脇康文さんは、三宅裕司氏主宰の劇団「スーパー・エキセントリック・シアター」に入団してデビューを果たしています。退団後は俳優の岸谷五朗さんとともに「地球ゴージャス」を結成したほか、TBSテレビ『王様のブランチ』の司会を1996年4月から10年間務めました。

寺脇康文さんは『相棒』での演技が評価され、2008年に第16回橋田賞俳優部門、2009年には第32回日本アカデミー賞優秀助演男優賞をそれぞれ受賞しています。

コメント

・「一番対照的な二人で面白かった」(40歳男性/電気・電子関連/技能工・運輸・設備関連)
・「初代相棒役でもあり一番印象深く、長い間演じられていたので。一番よく観ていたこともあり覚えているため」(63歳女性/医療用機器・医療関連/専門サービス関連)
・「軽快なやり取りが自然で、右京さんとの相性もすごく良かったと思う。何より健康的で見ていて気持ちが良かったので、とても好きです」(59歳女性/官公庁/事務・企画・経営関連)

【2代目相棒】神戸尊:かんべたける(及川光博)

概要・役柄

2代目相棒・神戸尊を演じた及川光博さんは、『相棒』season7の最終話からseason10まで出演。神戸は表向きでは左遷という形であったものの、実は右京の監視役として配属された人物です。初代相棒の亀山とは正反対のクールでキザなキャラクターで、当初は右京からも敬遠されていました。その後、右京と信頼関係を築いてからも、負けず嫌いの性格から右京とたびたび対立します。

神戸尊が相棒をやめた理由

元々神戸は右京の監視という名目で警察庁から特命係に赴任していましたが、上層部の上層部の思惑から、警察庁長官官房付への異動を余儀なくされ、右京の下を去ることになりました。

・2代目相棒
・俳優名:及川光博(神戸尊:かんべたける)
・出演期間:2009年3月18日~2012年3月21日(約3年)
・出演シーズン:season7の最終話からseason10まで

経歴
神戸役の及川光博さんは、舞台俳優・バンド活動を経て歌手デビューしたのち、ドラマ『WITH LOVE』で俳優デビュー。現在も、俳優やミュージシャンとして活躍中です。

コメント

・「知的な感じがしながら少し抜けていて、好感の持てるキャラクターだから」(48歳男性/建設・土木/技能工・運輸・設備関連)
・「水谷豊さんと合わなそうな感じがしていましたが、ドラマが進むにつれて最高の相棒になっていきました。好きな俳優さんになりました」(52歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「顔に感情を出さない個性が面白い」(56歳男性/その他/その他・専業主婦等)

【3代目相棒】甲斐享:かいとおる(成宮寛貴)

概要・役柄

3代目相棒・甲斐享を演じた成宮寛貴さんは、『相棒』season11からseason13まで出演していました。

甲斐は、旅先で出会った右京から引き抜かれる形で特命係に配属された人物。歴代の相棒の中では最も若いパートナーでした。右京からは「カイト君」とあだ名で呼ばれています。感情的で血の気が多い甲斐は、言動もやや荒っぽいものの、不正を嫌う正義感の強さを持ち合わせた素直な性格。しかし、その正義感から最終回では逮捕されてしまう衝撃的な結末を招くことに。

甲斐享が相棒をやめた理由

法による裁きを免れた犯罪者を自らの手で殺める「私刑」をしてしまった事実を右京によって暴かれ、懲戒免職になってしまったため。

・3代目相棒
・俳優名:成宮寛貴(甲斐享・かいとおる)
・出演期間:2012年10月10日~2015年3月18日(約3年5ヶ月)
・出演シーズン:season11からseason13

経歴
甲斐役を熱演した成宮寛貴さんは、舞台「滅びかけた人類、その愛の本質とは…」で俳優デビュー。その後も数々の映画やドラマで活躍しますが、2016年に芸能界を引退しています。

コメント

・「色っぽくてオシャレな佇まいが他の相棒には無いところ」(47歳女性/半導体・電子・電気機器/事務・企画・経営関連)
・「好青年の印象があるため」(28歳男性/精密機器/メカトロ関連技術職)
・「キャラクターの性格、位置づけ、演技力などの点で、最もバランスが取れている」(56歳男性/その他メーカー/営業関連)

【4代目相棒】冠城亘:かぶらぎわたる(反町隆史)

概要・役柄

4代目相棒・冠城亘を演じた反町隆史さんは、『相棒』season14からseason20に出演。右京の相棒として歴代最多となる出演回数を誇るも、すでに卒業することが発表されています。

冠城は歴代相棒の中で唯一警察官の経歴を持たない、法務省のキャリア官僚出身の人物。つかみ所のないひょうひょうとしたタイプで、右京に対しても物怖じしないフランクな態度で接します。頭脳明晰で捜査能力も優秀だった冠城は、右京からも信頼される存在です。

また、『相棒』season19では、ドラマのスピンオフ作品として『杉下右京はここにいる』とともに『冠城亘はここにいる』も、動画配信プラットフォーム「TELASA」で独占配信されました。

冠城亘が相棒をやめた理由

法務省時代の上司である日下部彌彦からの要請を受け、公安調査庁へ移籍することになったため。

・4代目相棒
・俳優名:反町隆史(冠城亘・かぶらぎわたる)
・出演期間:2015年10月~2022年3月23日(約6年5か月) ・出演シーズン:season14からseason20

経歴
冠城を演じた反町隆史さんは、モデル業を経て、ドラマ『毎度ゴメンなさぁい』で俳優デビュー。『ビーチボーイズ』や『GTO』など数々の話題作に出演し、歌手デビューも果たしています。

コメント

・「昔から好きだったけど、最近はいい年のとり方をしていて渋くさらにカッコいい。毎週楽しみにしているので卒業が悲しい」(41歳女性/サービス/事務・企画・経営関連)
・「主演の水谷豊さんとの息の合ったコミカルな演技とカッコよさを兼ね備えたパーフェクトな存在に魅力を感じます」(54歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)
・「演技力があり、スマートでカッコいい。右京さんを引き立てる演じ方がとても良い」(62歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

【5代目】亀山薫:かめやまかおる(寺脇康文) :2022年10月~

概要
2022年10月よりスタートする『相棒』season21で5代目相棒を務めるのは、初代相棒・亀山薫を演じた寺脇康文さんです。

また、亀山の相棒復帰に伴い、妻である美和子を演じた鈴木砂羽さんも、ドラマに再登場することも発表されています。

・5代目相棒
・俳優名:寺脇康文(亀山薫・かめやまかおる)
・出演期間:2022年10月~
・出演シーズン:season21~

警視庁特命係の杉下右京とは

揺るぎない正義感を心に宿す杉下右京は冷静な推理でいくつもの難事件を解決に導いてきた警視庁きっての警部です。ただ、その優秀すぎる能力を快く思わない上層部に目をつけられ、閑職である特命係に追いやられてしまいます。特命係は「窓際部署」「人材の墓場」などと揶揄される始末で、右京の下にいた部下たちも一人また一人と警視庁を去っていきます。

そんな不遇な状況にいた孤高の天才とバディを組む個性豊かな上記の「相棒」たちが、作品に深みと凄みを与えてくれています。

相棒の歴代の女将

ここからは、主人公・右京が行きつけにしている小料理屋の女将を演じた女優をご紹介します。

  • ドラマ「相棒」の女将

    相棒の女将を演じた女優を紹介します

【初代女将】高樹沙耶

初代女将・宮部たまきを演じた高樹沙耶さんは、小料理屋「花の里」の女将として『相棒』pre seasonからseason10に登場。初期は「新ふくとみ」というお店でした。

右京の元妻である宮部は、相棒に対しても友好的に接する社交的な性格。ドラマのラストでは、日本や世界各地を旅することを理由に突如お店を去ります。

宮部役の高樹沙耶さんは、モデル業を経て、映画『沙耶のいる透視図』で女優デビュー。ドラマを中心に活動していましたが、現在は芸能界を引退しています。

コメント

・「これはやっぱり、元奥さんということだから。変えられるものがないと思う」(50歳女性/人材派遣・人材紹介/その他・専業主婦等)
・「しっとりした感じでよく似合ってた」(53歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「元妻なので杉下をよく知ってる感があったし、推理を引き出すのもうまかったと思う」(46歳男性/物流・倉庫/技能工・運輸・設備関連)

【2代目女将】鈴木杏樹

2代目女将・月本幸子を演じた鈴木杏樹さんは、season4で初登場。

「ついてない女」を自称するほどにことごとく不運で波乱万丈な月本は、根は真面目であるものの、思い込みの激しさやドジな点が玉にキズのキャラクター。右京に好意を抱いている面も。月本はseason17で女将を辞め、それと同時に「花の里」は閉店となりました。

月本役の鈴木杏樹さんは、1992年に女優デビュー。ドラマ『あすなろ白書』など数々の話題作に出演しているほか、一時期は14本のCM出演をこなし「CM女王」とも呼ばれました。現在も女優として活動しています。

コメント

・「落ち着いた雰囲気で女将にぴったりでした。毎日通ってしまいそうですね(笑)」(52歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「見た目だけでなく声に癒やされる」(41歳女性/サービス/事務・企画・経営関連)
・「愛嬌のある演技で周りの出演者たちを包み込み、どこか控えめで可憐な容姿と品のある振る舞いが小料理屋の女将としての存在感を印象付けてくれていました」(54歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)

【3代目女将】森口瑤子

3代目女将・小出茉梨を演じた森口瑤子さんは、「花の里」閉店後に右京の行きつけとなる小料理屋「こてまり」の女将役で、Season18の最終回にお店とともに初登場。

小出は、もともと赤坂の芸者で、お店の名前は芸名の小手毬が由来。芸者時代は政財界の要人からひいきにされており、「細かいことは気にしない」性格の持ち主。ひょうきんでノリの良さも持ち合わせるキャラクターは右京と正反対ですが、常連である右京のことを信頼しています。

小出茉梨役の森口瑤子さんは、高校時代に「ミス松竹」に選出され、映画『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』で女優デビュー。NHK『ニュースワイド』ではお天気キャスターも務めました。その後も数々の映画・ドラマで活躍しています。

コメント

・「なんと言っても水谷豊と一番ぴったりな振る舞いぶりが可愛かったから」(69歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「見ていて楽しい女優さんだから」(35歳女性/専門店/販売・サービス関連)
・「美しくて、芯のある女性を上手に演じていたと思う。ほっこりした雰囲気も良かった」(62歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

調査時期:2021年12月1日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計516人 (男性) 395人、(女性) 121人
調査方法:インターネットログイン式アンケート

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