JR東日本千葉支社は、2022年3月12日に実施するダイヤ改正で、平日朝の通勤時間帯に特急「さざなみ」の上り列車1本を新設し、着席サービスの向上を図るとともに、房総方面の特急「さざなみ」「しおさい」「わかしお」の指定席を拡大すると発表した。

  • 特急「さざなみ」は現在、平日朝夕のみの運転に

特急「さざなみ」は現在、平日朝に君津発東京行の上り3本、平日夕夜間に東京発君津行の下り5本を設定。来年3月のダイヤ改正で、平日朝に木更津駅7時3分発・東京駅8時10分着の上り「さざなみ4号」を新設し、内房エリアからの着席サービス向上を図る。新設の「さざなみ4号」はE257系5両編成(指定席3両・自由席2両、定員306名)を使用。木更津駅で内房線の普通列車(千倉駅5時47分発の千葉行)、久留里線の普通列車(上総亀山駅6時0分発の木更津行)と接続する。

現行の「さざなみ4号」(君津駅7時40分発・東京駅8時46分着)はダイヤ改正後、「さざなみ6号」として運転。現行の「さざなみ6号」(君津駅8時10分発・東京駅9時13分着)はダイヤ改正に合わせて運転を取りやめるため、上り「さざなみ」は引き続き平日朝に3本の運転となる。

  • 255系の特急「しおさい」

房総方面の特急列車は、「さざなみ」の他に「わかしお」「しおさい」が活躍しており、E257系(5両編成・10両編成)や255系(9両編成)を使用して運転される。これまで平日と土休日で指定席の号車が異なる列車もあったが、ダイヤ改正後は編成ごとに指定席の号車を統一するとともに、一部列車で指定席の両数を拡大。E257系5両編成は指定席3両(1~3号車)・自由席2両(4~5号車)、E257系10両編成は指定席5両(4~8号車)・自由席5両(1~3号車と9~10号車)、255系は指定席5両(1~5号車、4号車はグリーン車)・自由席4両(6~9号車)となる。「事前に座席指定席券をお買い求めいただくことで安心してお座りいただけます」とのこと。