――ガラッと話が変わりますが、今感じているグループの課題を教えてください。

酒井:全員加齢によって疲労の抜け方がだんだんとゆるやかになるという(笑)。後上も35歳で、小田井さんがもう50歳。白川と僕が40代。若いつもりやけどもう若くないから、今年も大事なんですけど来年も大事だから、ペース配分を考えて。

後上:楽屋で漢方とサプリのトークが非常に増えている(笑)。健康は注目トピックです。

――健康が大きな課題なわけですね。

小田井:移動とかも疲れに関わっていると思う。いろいろ便利になったことによってスケジュールをこなせるようになっているんですよ。コロナになって写真撮影会や握手会をやらなくなった分、通常であれば1回公演しかできないのに2回公演できたり、本当なら泊まるはずだったのに帰ってまた次の日別の現場に行くことができるようになって。そのおかげで仕事をたくさんできるようになっているんですけど、移動時間だけ換算してもけっこうな時間になるので、なんかないんかなと思うときはありますね。

――移動時間に、配信するとか……?

後上:移動時間が唯一の休憩時間なので、余計なこと言わないでもらっていいですか!(笑)

――あ、すみません!(笑)

小田井:何か具体的なことをしたいってわけじゃないけど、この移動時間を有効に使ったほうがええんかなって。

白川:さっき疲れが抜けないっていう話をしていたのに。1人でやってくれよ(笑)

後上:元気なんですね、小田井さん(笑)

小田井:何が言いたいかというと、ある程度まとまってくれたらうれしいなっていうお願いね。何日間かずっと西日本にいます、みたいになればうれしいなって。

白川:それはわかる。

酒井:飛行機と新幹線に言いたいのは、もっとゆっくり走って! これ以上、発達しないで(笑)。昔の先輩は、2週間かけて西日本を旅し、帰ってきてちょっと休んだら今度は北に行くという、Aルート、Bルートがあって旅をしていたらしいんです。でも僕らって北海道に行ってもすぐ羽田に戻ってこられて次の日、沖縄にも行けちゃう。これがよくない!(笑)

後上:『桃鉄』(『桃太郎電鉄』)の「ぶっとびカード」みたいな感じで、どんどん飛んじゃうんですよね(笑)

酒井:ほんまそうやねん。便利よくない。もうちょっとゆっくり運転してって言うといて(笑)

小田井:リニアもゆっくりに。

酒井:ゆっくりなリニア……ゆっくリニア(笑) 

白川:それリニアの意味がなくなっちゃう(笑)

――移動の問題が改善されることを祈ってます! さて、来年はどんな年にしたいですか?

酒井:来年はもうスケジュールがめっちゃ埋まっている。全国めっちゃ回ります。純烈はやっぱりステージが勝負。結成以来、一番ステージをやることになると思うので、皆さんが健康な状態で会えればなと。いろんなところに“来年、純烈来るぞ”というポスターが貼られていくと思うので、自分の街で見かけたらぜひとも純烈に会いに来てほしいです。

――今までで一番ライブをやるというのは、来年にかける強い思いが?

酒井:来年が勝負! 日本一ライブをやるグループを目指します。

小田井:もちろん、コロナでまたえらいことになったら、それはそれですけど。

酒井:そうしたらまた、コロナ太り(笑)

小田井:許される範囲でね(笑)

■純烈
元戦隊ヒーロー出身の俳優を中心に結成されたムード歌謡コーラスグループ。メンバーは酒井一圭、後上翔太、白川裕二郎、小田井涼平の4人。2010年6月「涙の銀座線」でメジャーデビュー。2017年にリリースした「愛でしばりたい」がオリコン演歌チャート初登場1位、総合チャート5位を獲得。“スーパー銭湯アイドル”として注目を浴びる。2018年に目標に掲げていた『NHK紅白歌合戦』初出場を果たし、以降毎年出場中。2021年も選出され、4年連続出場を決めた。