近年、『ドクターX~外科医・大門未知子~』第6シリーズ(2019)、『恋はDeepに』(2021)、映画『七つの会議』、『ザ・ファブル』(2019)など話題作に出演し、俳優としても評価されている藤森。

普段の自分とは違うキャラクターを演じられることにやりがいを感じているという。「バラエティで見ていただく機会が多く、いまだにロケで街を歩いていると『チャラ男!』と声をかけてもらうこともあり、そのイメージが強いんだなと感じます。テレビだとそういったイメージで、明るく元気よくというのを求められますが、お芝居だと全く違うキャラクターを演じることができて楽しいです」。

俳優として作品を重ねているが、「慣れないようにしています」と告白。「最初の頃は本読みだけでも緊張して、最近はあまり緊張しなくなってきましたが、こなすような感じになったらよくないなと。新人の気持ちを忘れちゃダメですね。というか、まだまだ本当に新人ですから(笑)」と述べ、「台本をしっかり読み込んでイメージを作って、その上で監督と話ができるくらいまで準備するようにしています」と一つ一つの役と真摯に向き合っている。

本作で演じたキリタは、若手WeTuberにも親切に対応するなどコミュニケーション能力の高さを感じるが、藤森自身もコミュ力に定評がある。テレビやYouTubeでのやりとりからその高さを感じるし、芸能イベントなどでのマスコミ対応も素晴らしく、NGなしでどんな質問にも快く対応してくれる。

「YouTubeを始めてから特に、そう言ってもらうことがありますが、僕としては意外でした。ただ楽しんでやりとりしているだけなんですけど、そういう部分を見て評価してくれる人がいるというのは発見でした」と言い、「母親によく言われていたことが染みついているのかなと。すごく人を大事にする母親で、そういった性格は母親譲りなところがあると思います」と分析した。

また、芸能活動している中で自身の性格について変化や気づきがあったか尋ねると、「相方が海外行ったり、会社を辞めたり、いろんな変化がありましたが、変化していることが好きな性格なんだなと感じました」と回答。「ドラマや映画の仕事は、毎回違う役を演じることができるので本当に楽しいです」と充実した表情を見せた。