俳優の沢村一樹が主演するテレビ朝日系スペシャルドラマ『管理官キング』が2022年1月6日(20:00~)に放送される。

沢村一樹=テレビ朝日提供

ドラマ『刑事ゼロ』『未解決の女 警視庁文書捜査官』『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』などであらゆるタイプの刑事を演じてきた沢村が、新たな刑事に挑戦する。このたび演じるのは、警視庁捜査一課の管理官・王賀統一(おうが とういち)。王賀は洞察力が高いうえに頭の回転も速く抜群の捜査力を誇る一方で、協調性がなく、周囲の意見に耳を貸さず我を押し通すことから警視庁内では“キング”と揶揄されている。

今回の物語は、有名高校のゴルフ部OBが恩師の送別会を行っている海沿いのレストランで、出席者のひとりが海に転落したことからスタート。事件性がなく事故という結論に落ち着き警察官たちが引き上げる中、王賀が現場に現れる。すると王賀は“殺人未遂”と疑い、部下たちを盛大に振り回して捜査を開始。本当に事件なのかと半信半疑の部下たちだが、事件を決定づける証拠が発見される。その後もゴルフ部OBたちが狙われる事件が続出し、王賀は連続殺人事件ではないかと疑い始める。捜査を進めると、OBたちの過去や世間をにぎわせている歴史的な話題など複雑な事情が絡み合っていることも発覚し、事態は予想外の方向へ。さらに王賀は、不可解な事件の背後に“ジョーカー”と呼ぶべき大きな黒幕がいると確信する。

沢村が「とにかく話が面白い! ミステリー部分も『2時間ドラマでよくこれだけ描ききったな!』と驚く仕上がりになっていると思います。本当に最後まで見ないと……途中で犯人がわかる人が少ないはず!」と自信を見せる本作の脚本を手掛けるのは、『ラジエーションハウス ~放射線科の診断レポート~』などヒット作を世に送り出し続けている若手脚本家のエース・大北はるか氏。沢村とは『ナイト・ドクター』以来、2度目のタッグとなる本作で本格ミステリーに挑戦する。

■沢村一樹 コメント

このお話をいただいた時、正直なことを言うと「また刑事!」と思いました(笑)。これだけ刑事の役をやっていると、その世界観に入りやすい反面、いろいろな引き出しを組み合わせるのが大変なんです。でも、この『管理官キング』は、自分で言うのもなんなんですが……とにかく話が面白いんです! そして、僕がこれまでに演じてきた刑事とタイプが違うので、とても新鮮な気持ちで撮影することができました。

僕が演じる王賀統一という人物には、あまり組織と関わらないアウトローな部分があるんですけど、みんなが見逃してしまうようなところに焦点を当てて、集中して捜査をするんです。例えば冤罪になりそうな事件を見つけては、単独の捜査をするとか……。もちろん仲間はいるんですが、捜査一課の中でもアウトローで、ちょっと横柄なんです。そういう人物を命令口調で演じるのが楽しかったですね(笑)。

この作品は、大北はるかさんという女性が脚本を手掛けられた、ご家族で楽しんでいただける面白いストーリーになっています。演出も上堀内佳寿也さんという、これからどんどん素晴らしい作品を作っていくであろう若手の監督が担当してくれました。個性派揃いのキャラクターや、ミステリー部分も「2時間ドラマでよくこれだけ描ききったな!」と驚く仕上がりになっていると思います。

このドラマは、本当に最後まで見ないと……途中で犯人がわかる人が少ないと思います。それくらい見どころがたくさん詰まったドラマなので、ぜひ一人でも多くの方に見ていただきたいです。