フジテレビ系情報番組『めざましテレビ』(毎週月~金曜5:25~)内で放送されるドラマ『めぐる。』(6~17日7:30過ぎ放送)のメインビジュアルが2日に公開。また、メインキャスターの井上清華アナウンサーが本人役として出演することも明らかになった。

  • 井上清華アナ(奥)=フジテレビ提供

メインビジュアルは、主演の井ノ原快彦をはじめとしたキャスト全員が、それぞれ違う場所にいながらも、同じようにハートの形をした毛糸を持っていて、それが実はつながっているというデザイン。それによって、今年度のテーマソングであるYOASOBIの「もう少しだけ」や、原作小説『めぐる。』のテーマでもある、優しさがめぐっていく様子が描かれている。

井上アナは、演技をするのは中学生時代の学芸会以来だそう。「自分がきちんと役目を果たせるかはさておき、『めざましテレビ』らしい、温かくて新しい朝が生まれると感じた」と意気込みを語る。井ノ原は、「自分の役って意外と難しくて、『普段通りでいいよ』と言われても、『普段どうしているだろう?』と困ったりもするけれど、彼女は器用に演じてくれるんじゃないかと思います」と期待を寄せた。井ノ原は、初回放送の6日の『めざましテレビ』に生出演する。

コメントは、以下の通り。

■井上清華アナウンサー
――この話が来た時の率直な感想は?
「“え、どういうこと!?”でした!(笑) “『めざましテレビ』でドラマをやる”という話にも驚きましたが、そこに出演を、と聞いてよく分からないまま“もちろんです!”と答えていました。笑 その時はちらっと映る感じかな、と思っていて。まさか、台詞まである、演技が必要な役をアナウンサーである私が担うとは夢にも思わなかったです。よくよく聞くと出演してくださる俳優さんの豪華さに倒れそうになりました。 自分がきちんと役目を果たせるかはさておき、このドラマ『めぐる。』は、28年目となる『めざましテレビ』の歴史の中で初の試みです。内容を聞いた時に、きっと『めざましテレビ』らしい、温かく新しい朝が生まれるんだろうな、と感じましたし、メインキャスターに就任したこの年に、携わることができることは幸運なことだな、と感じています」

――意気込みをお願いします
「このドラマの原案となる小説『めぐる。』は、『めざましテレビ』のテーマソング『もう少しだけ』を作っていただく時に、YOASOBIのお二人と一緒に選んだもので、満場一致で決まった作品です。初めて読んだ時、私自身、今の世の中のこと、家族のこと、いろいろなことを重ね合わせ、温かい光のようなものが心に差しました。原作者の方が『めざましテレビ』を見て、描いてくださった作品が、曲になって朝、寄り添ってくれ、今度はめぐってドラマになることで、心温まる1日のスタートにしてくれると思います。『めざましテレビ』のキャスターとして日々情報をお伝えしていますが、この2分半はまた新しい形で視聴者の皆さまの生活に寄り添えたらと思います」

■チーフプロデューサー・高橋龍平氏
「実はプロジェクトの出発点、YOASOBIチームと『めざましテレビ』で、テーマソングの原作となる大賞作品を決める会議をした際、最初に“私は『めぐる。』が素晴らしいと思います!”と発言したのが、井上アナでした。今回の物語は、『めざましテレビ』の“今日の占い”を見て、優しさがめぐっていくストーリーですので、“井上アナ本人がやるしかないだろう”という流れで、出演が決まりました。めぐりめぐって”の初演技ですので、どうか皆様温かい気持ちで見守っていただけましたら幸いです」

■ドラマプロデューサー・村瀬健氏
「今回、『もう少しだけ』の原作小説のドラマ化をプロデュースするにあたり、最初に思い付いたアイデアが『めざましテレビ』キャスターの井上アナに本人役で出演してもらうことでした。原作小説にはない部分だったのですが、“まったく違う環境にある登場人物たちが、同じ日にたまたま目にした『めざましテレビ』の占いを信じてみようと思い、いつもはしないちょっとした優しさを形にしてみたところ、幸せがめぐっていく”というのがこの物語なので、みんなの背中を押した井上アナ自身も、その“めぐる輪”の中に入ってきた方がドラマとして断然面白くなると思ったのです。当然ながら、井上アナは演技未経験ということでしたが、僕は確信を持っていました。それは本当に勘でしかないのですが、何の根拠もなく“井上アナは演技ができる!”と感じていたのです。実際に、監督はもちろんのこと、歴戦の強者のドラマスタッフたちから太鼓判を押される見事な演技を見せてくれました。本人も言っているように“ちょっとした出演”ではなく、このドラマにとって大事な役割を担う“キャストの一人”として出演しているので、井上アナが一体どのような形で“本人役”としてこの物語に関わってくるのか?ぜひ楽しみにして頂ければと思います。皆さんの想像の斜め上をいく自然な演技をしているので、逆に見落としてしまう可能性もあるかも。しっかり見届けてください!」

  • 『めぐる。』メインビジュアル=同

(C)フジテレビ