女優の有村架純が、嵐・松本潤が主演を務める2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』に出演することが決定し29日、東京・渋谷の同局で行われた出演者発表会見に、松本、岡田准一、ムロツヨシ、阿部寛とともに出席した。

  • 有村架純

第62作大河ドラマとなる本作は、脚本家・古沢良太氏が、新たな視点で、誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を描く物語。松本が徳川家康を演じる。会見では、織田信長役を岡田、家康の正室・瀬名/築山殿役を有村、豊臣秀吉役をムロ、武田信玄役を阿部、今川義元役を野村萬斎が演じることが発表された。

有村は大河ドラマ初出演。「朝ドラを4、5年前に経験させていただいたときに、スタジオが大河のスタジオと隣同士で、直接交流はなかったですけど、一緒に頑張って乗り越えている感覚がなんとなくしていました。それからさらに大河ドラマというものを意識し始めて、出演が決まった時は、憧れもあったのですごくうれしかったです」と喜びを語った。

松本とは3度目の共演で夫婦役は初めて。「一番最初は兄妹、2度目は先生と生徒の恋愛、というかこじらせたもので(笑)、次はとても明るく楽しい夫婦漫才を繰り広げるような関係性なのでとても楽しみです」と期待。

「古沢さんが描く築山殿は、とても明るく天真爛漫で、ちょっと天然と書かれていたんですけど、とても愛着のあるキャラクターになれば。家康さんの横で、よく笑う太陽のような安心感のある存在でいられたらいいなと思っています」と述べ、松本も「唯一、瀬名との関係性が癒やしの場にもなると思う。ある時はそこも“どうなる?”ってなっていくと思うので、その両面を楽しんでいけたら」と話した。

有村はまた、これまでの共演を振り返って「現場で見た松本さんの姿は複合的に物事を考えることのできる方で、視野がものすごく広い方。非常に職人のような方です」と松本の印象を告白。「『どうする家康』のチームもきっと、松本さんの全力で取り組む姿勢を見てみなさんがついていくんだろうなと思いますし、でも、自分も同じ熱量で取り組めるように一緒に頑張りたいなと思わせてくれる方です」と語った。

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