音楽ユニットのYOASOBIが17日、日本テレビ系音楽特番『ベストアーティスト2021』(19:00~22:54)で「群青」を披露し、出演後にコメントを寄せた。
――今日のステージを振り返っていかがですか?
Ayase:本当に楽しかったです。YOASOBIの2人だけじゃなく、いつもサポートしてくれているバンドのメンバーも一緒にステージに立ってくれて、目を合わせて笑顔になるようなシーンが自然に出てくる楽しいステージでした。
ikura:「群青」を初めてテレビで歌唱させていただいたんですが、「ダンスONEプロジェクト」(※「群青」がテーマソングとなった『スッキリ』の「ひとつになろう!ダンスONEプロジェクト’21~全国高校生ダンス部応援企画~」)の高校生たちの映像も流していただいて、一体となってこの曲を仕上げてもらっているというか、一体となって奏でている感じがしてすごく楽しかったです。
――今日の衣装はお二人ともブルーですね。
Ayase:ブルーです!もう完全に「群青」(がテーマ)です。
ikura:「群青」ですね。
Ayase:僕ら自身も音楽でYOASOBIというものをしながら、青春まっただ中と感じさせてもらえているので、その青さというものを視覚的にも(出しています)。
ikura:私達もまだ夢の途中なんだよというのを、身なりからも伝えていけたらいいなというスタイリストさんの想いもあると思います。
――「群青」は青春を歌った楽曲ですが、どのような想いを込めて作った楽曲でしょうか?
Ayase:青の時代を生きる、青春の時代を生きている人たちの背中を押せるような応援ソングにしたいという想いがありました。原作小説から汲んだものもそうですし、自分自身が伝えたい想いもあったので、コーラスで歌っているパートの部分は「今、青春をまさにもがいているあなたに」という僕自身の気持ちで書きました。
――ikuraさんは「群青」をどのような想いで歌っていますか?
ikura:夢を追う人の葛藤も歌詞に込められているので、見てくださった方が一瞬でも気持ちが上がる瞬間、自分の中にある夢への情熱みたいなものがかきたてられる瞬間があったらいいなと。全力で歌ってそれが少しでも届けばいいなと思っています。
――ますます活動を広げ、夢を実現させ続けているお二人という印象があります。夢を追う若い世代へのメッセージを聞かせてください。
Ayase:好きなもので夢を叶えたり目標を達成するために努力をするというのは、なかなか怖いことだったり勇気が出ないことだったりするとは思うんですが、自分の感情から出てきた好きな気持ちに正直に、怖がらずに前に進んでほしいなと思います。
ikura:ご時世的にもなかなかやりたいことや好きなことを思うように進めることができていない人たちもたくさんいると思うんですが、その中でも、自分自身が確かに持っている夢への熱い想いや、そこから花を咲かせていきたいという原動力みたいなものを絶やさず、ずっと持ち続けてほしいなと思います。「群青」を聴いてそう思ってもらえたらいいですね。
――お二人は来月には日本武道館での有観客ライブも控えていますね。
Ayase:今日のパフォーマンスにおいてもそうですが、とにかく全力で自分たちが楽しめるように。自信のあるパフォーマンスができるベースがないと楽しめないと思うので、準備不足による嫌な緊張ではなく、「自分はもうこれだけのことをやってきた」という自信のもと、そこに来てくれた皆さんと楽しい空間を作れたらいいなと思っています。
ikura:初めての有観客で、これだけの曲数を歌うということも初めてになります。そこは今トレーニングの中で一生懸命積み上げているところなんですけど、実際にステージで皆さんの前に立ったら、皆さんとのコミュニケーションを大事にして楽しむことを忘れずにやりたいなと思っています。
――最近では楽曲を英語詞でもリリースされていますね。
Ayase:これをもって世界に進出するというような、そこまで大それたことではなく、実際に増えてくれている海外のファンの方にも何か英語で伝えられることを伝えたいなという動機から英語版を出しました。これをきっかけに海外でイベントやライブもできたら嬉しいなと思っています。
――来年の目標も聞かせてください。
Ayase:ご時世的にどうなるかわからないですが、武道館のライブを皮切りに有観客でのライブはもっとやりたいな、ツアーも回ってみたいなと思います。応援してくれている人たちと直にコミュニケーションが取れるイベントや機会を増やせたらいいなと思っています。
ikura:生のパフォーマンスによって、またYOASOBIの音楽のいろんな世界観を出していけると思います。そこからワクワクしてもらえるようなステージも見せていけたらいいなと思っているので、有観客でのライブを頑張りたいですね。