Looopは10月29日、EV充電器の施工販売サービスを、これまでの東京電力エリアに加え、関西電力エリアでも開始した。

  • 充電器の種類と特徴

同社のEV充電器施工では、コンセントタイプ、充電ケーブル付タイプ、充放電器タイプの3種類からの好みのタイプを選択できる。

コンセントタイプは最も導入が手軽な方法で、車載のケーブルセットを使って充電する。充電ケーブル付タイプは、付属のケーブルを車に差し込むだけで充電可能。充放電のいずれもできる充放電器タイプは、ケーブルを車に差し込むだけで充電ができるだけでなく、EVに貯めた電気を家庭で利用すること(V2H; Vehicle to Home)もできる。災害時にはEVを電源として自宅に給電することも可能。

同社は自宅充電のメリットを3つ挙げている。1つ目は「時間を有効活用できること」。自宅に充電インフラがあれば、充電のための外出や順番待ちをすることもなく、スマートフォンを充電するような感覚で手軽に充電できる。

ふたつ目は「バッテリーが長持ち」であること。急速充電を繰り返すと、バッテリーの劣化が進んでしまうため、EVに搭載されているリチウムイオンバッテリーは、20%から30%の残量を残しながら、80%ほどの充電を繰り返すのがよいとされている。家庭で充電する場合も80%程度の充電にとどめ、充電の頻度を上げれば、バッテリーの長寿命化が実現できるという。

3点目は「Looopでんき+EV割」が適用可能であること。同プランは「Looopでんき」の提供するEVオーナー向け電力小売プランで、1キロワットアワーあたり1円の電気代が割り引かれる。基本料金0円で、使った分だけ支払う「Looopでんき」にさらに割引が加わり、EV所有のメリットを補強する特別な料金プランとなっている。

このほどサービスを開始したエリアは、関西電力エリア(京都府、大阪府、滋賀県、兵庫県(赤穂市福浦を除く)、奈良県、和歌山県)および福井県(三方郡美浜町以西)、三重県(熊野市以南)、岐阜県(不破郡関ケ原町の一部)。