テレビ朝日系バラエティ番組『あざとくて何が悪いの?』内連続ミニドラマの上映会『あざと連ドラTELASA完全版スペシャル』前編が、きょう23日の放送開始後(22:25~。後編は27日~)にTELASAで配信される。このたび、ドラマと上映会に出演したモデルの紺野彩夏、鈴木ゆうか、アイドルグループ・櫻坂46の田村保乃、アンジュルムの佐々木莉佳子が取材に応じた。

  • 左から吉村崇、夏菜、DJ松永、田村保乃、佐々木莉佳子、紺野彩夏、鈴木ゆうか=テレビ朝日提供

紺野が「元彼ネトスト&プライドエベレスト女」のどか、田村が「結婚願望ゲキ強女」祥子、鈴木が「失敗知らずの思わせぶり女」アキ、佐々木が「恋愛トラウマ女」杏里を熱演した同ドラマ。恋愛で行き詰まっている4人が、シェアハウスでの同居生活を通じて互いに刺激や影響を受けながら、各々の恋愛でも大きな転機を迎えて成長していく物語だ。TELASAで配信される『あざと連ドラTELASA完全版スペシャル』では、キャスト4人、吉村崇(平成ノブシコブシ)、夏菜、DJ松永(Creepy Nuts)で全話を視聴しながら、物語の感想や撮影の裏話、それぞれの“恋愛観”についてトークを繰り広げる。

収録後の取材では、ドラマ出演や上映会の感想、上映会で披露された佐々木の即興タイトルコールポーズについて語られた。

――今回のあざと連ドラ出演の感想を教えてください。

田村:こういう連ドラに出演するのは初めてだったのですごくドキドキしていたんですけど、共演者の皆さんがほんとに優しくて、ホームのような場所で……。撮影が終わって会えなくなるのが寂しいです。

佐々木:私はテレビで演技のお仕事をするのが初めてだったので、探り探りではありましたが、共演者の皆さんからたくさん刺激を頂いて、久々に自分の演技と向き合う時間ができました。新鮮で楽しかったです。

紺野:ずっと見ていたあざと連ドラにこのメンバーで出演できて、とても光栄でした。

鈴木:『あざとくて』は3回目の出演になるのですが、今回は連ドラへの出演で本当にうれしかったです。アキちゃんは今までで一番あざとい役だったので苦戦するところもありましたが、あざとさって大事だなと見習う部分もたくさんありました。バランスの取れた4人で楽しい時間を過ごせました。

――吉村さん、夏菜さん、松永さんとあざと連ドラを視聴した上映会の感想を教えてください。

田村:自分の出ている番組を見るのが得意ではなくて、特に振り切ったあざとさにも挑戦したドラマだったので皆で一緒に見るのはすごく恥ずかしかったんですけど、3人から感想を聞けたことで「そんな見方、考え方もあるよな」と発見がありました。

佐々木:ボタンを押せてうれしい!(『あざとくて』名物のNICE&BADボタン) 自分たちの出演ドラマで押せたことがさらにうれしかったです。私がしたことのない経験をたくさんされている素敵な大人の女性、大人の男性の3人からお話を聞けて楽しかったです。

紺野:ずっと行ってみたかったスタジオに行けてうれしかったです。私も保乃ちゃんと一緒で自分の演技を直視したくないタイプなのですが、スタジオには初めてドラマを見る方が3人もいて、リアクションに悩むところがありました(笑)。キャラクターたちが成長していく過程を演じた皆で一緒に見れたことはすごくうれしかったです。

鈴木:撮影中4人で“あざとい”について話すこともありましたが、今日はさらにいろんな意見を聞けてたくさん勉強になりました。

――上映会の中で、特に印象に残った3人の反応を教えてください。

田村:松永さんは、気持ちが分かるから自分と似ているタイプが好きだと仰っていましたが、逆に自分と全く違うタイプが好きな人もいるだろうし、人によってそれぞれだなと改めて思いました。見ている皆さんにも、世界は広いので、目の前の1人がダメでも視野を広げて人生楽しんでほしいなと思いました!

紺野:のどかが結婚した元彼の大輔とお別れするときに「ご飯でも行く?」と誘われるシーンがあるんですけど、吉村さんが「ワンチャン狙ってるからこういうこと言うんだよ!」って言っていて、撮影しているときはそんなこと想像もしていなかったので「そんな人がいるんだ! 怖い!」とびっくりしました(笑)。

――「あざとくて何が悪いの?」というタイトルコールにあわせて、佐々木さんが即興でオリジナルのポーズをつける場面もありました。なかなか難しい独特のポーズでしたが、ポイントを教えてください。

佐々木:やっぱり、振り付けって“流れ”で作るものなので!(笑)

一同:(笑)。

佐々木:「あざとい」というとぶりっこポーズを連想する方が多いと思うんですよ。でも、今回は4人でタイトルコールをするのが最後かもしれないということで豪華にいきたいなと。それで、カメラに“ツーパン”(パンチ2回)入れて、振り付けは“流れ”なので、そのグーの手で言葉にあった動きを入れました。……ポーズをしたときは、スタジオがすごい空気になってましたよね?(笑)

一同:そんなことないよ!(笑)

――吉村さんからは「昭和っぽい」というコメントもありました。

佐々木:ほんとですか!? 集中しすぎて聞こえてなかったです(笑)。

――今回の出演を経て、お芝居への思いに変化はありましたか。

田村:先輩の乃木坂46・山下美月さんは「あざと連ドラ」に出演したあと、いろんなドラマで大活躍されていてかっこいいんですよね。今回の出演は、演じることはもちろん、初めての方になかなか心を開けない私が、共演者の方と関わっていくことはこんなに楽しいんだ知れた大きな経験でした。もっとお芝居を見て勉強していきたいと思いました。

佐々木:お芝居が好きでやりたいなと思っていたので、このお仕事を頂けたときはめちゃくちゃうれしかったです。緊張しながらも、少しの時間杏里として生きられたんじゃないかなと思います。普段は歌って踊ってステージ上で皆さんの心を動かすお仕事ですが、今回の経験でまた1つ可能性を広げたいという欲が出たというか。これをきっかけに新しい自分を出していけたらいいなと。

――ちなみに、佐々木さんだけオーディションを勝ち抜いて出演が決まったということですが……。

佐々木:えっ! そうなんですか! オーディションは、そうとは知らずにお話しさせていただく面談のような形でした。まったく手応えがなかったので「決まりました」と聞いたときにも「私!?」と驚いた思い出があります。

紺野:私は3回目の出演でしたが、1回目があざとい役で、合わなかったと思われたのか(笑)、2回目、3回目はあざとくない、割と自分に合っているほうの役をいただいたんですけど、もう1度あざとい役にも挑戦したいです。

鈴木:最近ずっと悪女の役が多かったので、今回のドラマでは「天性のあざと女子」と言われて戸惑ったんですけど、今はあざとさにもいろんな種類があることを発見できたので、経験を活かしてまたあざとい役に挑みたいなと思います。