キャリアデザインセンターは10月21日、「資格」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は8月30日~9月12日、同社運営の転職サイト「女の転職type」の会員女性880名を対象にインターネットで行われた。

  • どんな資格持ってる?

    どんな資格持ってる?

持っている資格について尋ねたところ、「普通自動車免許」81.5%が断トツの1位に。次いで「実用英語技能検定」29.8%、「TOEIC/TOEFL」18.1%、「日商簿記検定」16.3%と続き、「資格は持っていない」という人は6.1%だった。

  • 就職や転職で役に立った資格

    就職や転職で役に立った資格

何かしらの資格を持っている人に対し、就職や転職で資格が役に立ったことがあるかどうかを聞いたところ、42.4%が「(非常に+やや)役に立った」と回答。

役に立ったという保有資格TOP10を見てみると、1位「TOEIC/TOEFL」、2位「日商簿記検定」、3位「ファイナンシャルプランナー」という結果に。一方、「役に立っていない」と回答した人の保有資格TOP10を確認すると、「普通自動車免許」が断トツのトップに。次いで「実用英語技能検定」「秘書検定」と続き、運転免許や英検は日常生活には役に立っても、就職や転職で有利になる場面は少ないことがうかがえた。

また、今後取りたい資格は、1位「日商簿記検定」、2位「TOEIC/TOEFL」、3位「ファイナンシャルプランナー」となり、「取りたい資格はない」という人は14.3%だった。

  • コロナ禍は、資格を取りたい気持ちに影響した?

    コロナ禍は、資格を取りたい気持ちに影響した?

次に、新型コロナウイルスの拡大が、資格取得の意向度に影響したかを尋ねたところ、約6割の女性が「(やや+大きく)影響した」と回答。

資格を取って実現したいことを聞くと、「手に職をつける」52.2%が最も多く、次いで「長く働き続ける」、「仕事の専門性を高める」と続き、長引くコロナ禍で先行き不安を感じた人が、資格を取得することで不安を解消したり、キャリアの備えをしようとしたりしていることが分かった。