吉高の初恋の相手であり、大人になってから吉高を追い詰める刑事・宮崎大輝を演じるのは松下洸平。松下は、プロデュースを務めた『MIU404』で、第2話のゲストとして、エモーショナルな役柄を熱演した。新井プロデューサーは「これまで松下さんは好青年の役が多かったのですが、もう少し無骨な男っぽい姿を見てみたかった」と本作でオファーした理由を明かすと「第1話で(梨央の父親役の)光石研さんと一緒の車のなかでのシーンは、すごく生々しい日常的なお芝居をしてくれています。『婿にしたい』と思ってしまうお芝居でした」と目を細める。
また梨央を支える東大卒の敏腕弁護士・加瀬賢一郎を演じる井浦新も、新井プロデューサーにとっては印象深い俳優だ。「(新井プロデューサーが手掛けた『アンナチュラル』で演じた)中堂系は、とても偏屈な法医解剖医でしたが、今回は癒し系です」と説明すると「仕事はビシっとやるけれど、梨央の前では心を許してしまう……そういった演じ分けをお願いしています」と語る。
さらに新井プロデューサーは「加瀬は女性スタッフにも人気で、中堂とは違った大人の魅力を感じてもらえると思います」と語り、「火ドラのようなキュンではないですが、いろいろなものを、手を変え品を変えぶっこんでいきたいと思っています(笑)」と井浦演じる加瀬への期待を煽っていた。
本作の主題歌「君に夢中」を担当するのは宇多田ヒカルだ。新井プロデューサー曰く「このドラマの企画書を書いているとき、ずっと流していたのが、(宇多田の)『SAKURAドロップス』だったんです。吉高さんに話を持っていくときも、まだまったく決まっていなかったのに『主題歌は宇多田ヒカルさんになると思っています』と勝手に言っていたぐらい(笑)」と念願が叶ったコラボとなったようだ。
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