260万部を突破した人気漫画『ハレ婚。』が、ABCテレビの2022年1月クールでドラマ化されることが明らかになった。

『ハレ婚。』ドラマ化記念カラー(C)NON/講談社

同作は、とある架空の地方都市で、過疎化や少子化を防ぐために取り入れられた「ハレ婚」という一夫多妻制度のもとで結婚生活を送る3人の妻と1人の夫のラブコメディ。原作は、2014年より青年漫画誌『ヤングマガジン』(講談社)で連載されていた同名漫画(NON氏、構成:手塚だい)で、非現実的な設定ながら、リアルな心理描写や個性の強いキャラクターたちが根強く愛されている人気作だ。

メイン監督を務めるのは、ドラマ『ゆるキャン△』シリーズなどで実写ドラマ化に定評があり、現在放送中のドラマ『正義の天秤』(NHK)でも注目を集める二宮崇氏。脚本&監督は『全裸監督』(Netflix)等で脚本を担当し、映画『タイトル、拒絶』等でメガホンを取った女性監督である山田佳奈氏。また、『痴情の接吻』(ABCテレビ)や『だから私はメイクする』(テレビ東京)で監督を務めた松嵜由衣氏も参加する。

メインキャストは追って発表。さらにライブ配信サービス「SHOWROOM」にて、出演権を賭けた公開オーディションも実施するという。

制作陣のコメントは以下の通り。

■メイン監督 二宮崇氏

人気の作品でもあるのでプレッシャーも感じておりますが「一夫多妻制の家族の物語」という奇抜な設定の裏にある「愛とは?」「家族とは?」その深い部分を連続ドラマとして描いていこうと思います。プロデューサー陣、脚本、僕以外の監督は女性の方々で黒一点の私ですが、実写ならではの魅力を伝えつつも皆さんに愛されるキャラクターをスタッフ、キャストと共に作ります。楽しみに待っていてください。

■脚本&監督 山田佳奈

お話を頂いて原作漫画を拝見したときに、「うわっ! こんな面白くて泣ける漫画知らなかった! 連載時に知っておきたかったなぁ」と思ったのを覚えています。原作の世界観を損なわずに、ドラマ化を通してより多くの方に届きますように。“推しがいる事が尊い”現代で、「誰推し?」なんて話題ができる作品になるのではないかなと、今から楽しみです。

■原作者 NON氏

「ハーレムネタを楽しめる女性視聴者がいるのか……?」と長年ドラマ化を避けられてきた『ハレ婚。』がついに……! それも企画を持ってきて下さったのは『ハレ婚。』愛の熱い女性製作陣の方たちでした。時代が大きく変わったのを感じています。新しい『ハレ婚。』の誕生をいちファンのつもりで楽しみにしています!