女優の奥山かずさが16日、都内で写真集『月刊 奧山かずさ・想』(小学館)の発売記念イベントを開催。報道陣の取材を応じた。

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写真集ではロングヘアーの奥山だったが、イベントにはバッサリカットしたショートヘアで登場。作品のために切ったのではなく「完全プライベート」で切ったといい、「この写真集でベストを尽くせたんです。パーフェクトな写真集になった。そこで心機一転、ステップアップするために60センチ近く切らせてもらった。(生活が)めちゃくちゃ楽ですね。人生に使える時間が増えた。そういう意味で新しい自分に出会えた」と晴れやかな笑顔を浮かべた。

自身3冊目となる写真集は、写真家・桑島智輝氏が撮影を担当。奄美大島で撮影された。前作が満足いく完成度なだけに、3冊目の出版は「不安だった」と奥山。「でも、撮り始めてからは桑島さんのパワーもあって肩の力が抜けて、ありのままそこで感じた感情を表現できた。素のままです。ベストを尽くしたいと思っていたけど、ありのままを表現できました」と本作も納得がいく仕上がりになった。

奄美大島での撮影は困難続きで、「虫が多くて…。アブがめちゃくちゃいた(笑)。虫が多くて足場が悪いところまでスタッフさんが着いてきてくれたのでありがたい気持ち」と感謝した。奄美大島のジャングルのような場所で撮影を希望したのは、奥山本人。理由を聞くと「グラビアも3年目。20代後半だし、カラッとした自然よりしっとりとした、泥のような場所のほうが好き。そっちのほうが表現しやすいと思ってジャングルで撮りたかったんです」と明かした。

2018年に放送された特撮ドラマ『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』で明神つかさ/パトレン3号役を演じ、女優デビュー。以降、ドラマや映画に出演し、演技の幅を広げている。

奥山は「今やりたい仕事は女優なんです。女優として、この写真集を経てフラットな自分を得られた。ネクストステージに行けるような気がして言います。髪を切ることで自分らしさも持てた。私はもともと短い髪が好きなんですよ。髪を切ると役が狭まると言われたけど、私は逆で広がると思っています」と力説。「20代後半なので、いままでよりも大人っぽい役をやりたい。大人の恋愛作品をしたことないのでやりたいですね」と新たな役に意欲をみせた。