マイナビが運営する法人向け中長期滞在先サービス「マイナビBiz」は、2018年~2021年度入社のビジネスパーソンを対象にした、「新入社員のエンゲージメントと職場環境に関する調査(2021年)」の結果を発表した。調査は7月8日、514名にインターネットで行われたもの。

  • 自分のしごとにやりがいを感じているか

2018年~2021年度に入社し新入社員研修を受けたビジネスパーソンを対象に、「自分の仕事にやりがいを感じているか」と問うと、全体で76.0%が「そう思う」(「そう思う」+「まあそう思う」)と回答。しかし、新型コロナウイルス感染拡大で就職活動や働き方が大きく変化した2020年度は「そう思う」(「そう思う」+「まあそう思う」)が70.8%と他の年度より低く、企業側の新入社員の受け入れ態勢が十分に整っていなかったことが、仕事へのやりがいに影響したと考えられる結果に。

  • 上司、先輩社員とのコミュニケーション頻度と仕事へのやりがい

コミュニケーション頻度と仕事のやりがいの影響度・好感度をみてみると、「やりがいを感じる」人ほど、上司や先輩社員とのコミュニケーションが「あった(71.4%)」(「頻繁にあった」+「まあまああった」)と回答した割合が高く、「やりがいを感じない」人はコミュニケーションが「なかった(77.2%)」(「あまりなかった」+「なかった」)という回答が多い結果となった。

  • ツールや備品などの業務環境と仕事へのやりがい

さらに、「業務を行ううえで、職場(寮・社宅がある場合は住居も含む)のツールや備品などの業務環境が整っているか」の質問に対しては、「やりがいを感じる」と回答した社員は、業務環境が「整っている」(「整っている」+「まあまあ整っている」)が80.7%と高いのに対し、「やりがいを感じない」と回答した社員は31.5%と低い結果となり、コミュニケーションの他にも業務環境もやりがいに影響することがうかがえた。

  • 会社から提供される住居環境の満足度と会社・部署への好感度

また、「会社指定の寮や社宅・ホテルなどに住んだことがある」新入社員189名のうち、「会社・部署のことが好き」という社員は、会社から提供される住居環境に91.9%が「満足」(「満足」)+「まあ満足」)と回答。しかし「会社・部署のことが好きではない」社員は57.9%と低く、働く環境だけでなく、会社から提供される居住環境も会社の好感度に影響していることがわかった。

【調査概要】
マイナビBiz「新入社員のエンゲージメントと職場環境に関する調査(2021年)」
調査期間/2021年7月8日
調査方法/インターネット調査
調査対象/2018年~2021年度入社・新入社員研修を受けたビジネスパーソン
有効回答数/514名