JR西日本は、2019年10月の台風19号で被災した北陸新幹線用車両の代替として、2021年度にW7系2編成を新製投入すると発表した。あわせて北陸新幹線敦賀延伸に向け、2021~2023年度にW7系11編成を新製投入することも発表された。

  • 北陸新幹線W7系。代替2編成(計24両)と敦賀延伸用11編成(計132両)の新製投入が発表された

新製投入されるW7系に関して、基本的な仕様は既存のW7系と同一だが、追加機能も搭載しているとのこと。台車の異常・予兆を検知する台車モニタリング装置、車両への着雪防止機能が搭載されるほか、新幹線の新たなバリアフリー対策となる車いす用フリースペースを設け、1~10号車の客室内と11号車デッキスペースに荷物置場を設置。車内が停電した際も水洗使用可能なトイレを一部号車に設置する。

2019年の台風19号で被災した車両の代替となる2編成(計24両)の新製投入に加え、北陸新幹線敦賀延伸に向けて11編成(計132両)のW7系を新製投入する。2021年度に1編成、2022年度に7編成、2023年度に3編成を投入する予定となっている。