アイドルグループ・V6が、4日発売のエンタメ専門誌『日経エンタテインメント!』11月号(日経BP)の表紙を飾る。

V6が表紙を飾る『日経エンタテインメント!』11月号

11月1日で26年間のグループ活動を完結させるV6。本誌では「僕たちの歩き方」と題し、2つのアルバムの制作秘話や26年に及んだ活動の意義など、“V6の時間”について語っている。コロナ禍での約2年間は「丁寧に、納得のいくものを」という姿勢を改めて意識し、1つひとつの仕事に向き合ってきたという。9月に発売したオリジナルアルバム『STEP』の収録曲「雨」のMVは、岡田准一監修のもと制作。岡田は「ソロで積み上げてきた表現は、グループに還元できているんだろうかとずっと考えていた。出来上がったものを見て、メンバーのポテンシャルを改めて感じた。あの空気は、今のV6だからできるんだろうな」と話す。

10月26日にリリースされるベストアルバム『Very6 BEST』(ベリーシックスベスト)の収録曲は、お馴染みの曲も改めて全員で聴き直し、400曲以上の中から選ばれた。「6人+エイベックスの音楽チーム、マネージャーみんなで議論して、全員が納得して作れたこのベストアルバムは、本当に“ベスト”なんじゃないかと思う」と坂本昌行。長野博は、楽曲に抱いていた思いを語り合う時間が、活動の答え合わせにもなったといい「このタイミングでメンバーみんなとそれができて本当によかった」と語る。

三宅健はライブに対するポリシーを詳しく明かし、最後まで単独でのドーム公演を行わなかったことについても言及。個人活動を拡大しても26年間1人も離脱者が出なかったことについては、井ノ原快彦が前社長・ジャニー喜多川氏の言葉を引用しながら説明する。そして森田剛は「その中で僕たちはやり切れた」とすがすがしく言い切っている。

これらのソロインタビューのほか、全員参加の座談会ではベストアルバムに収録されている撮り下ろしMV「Full Circle」や現在開催中のライブツアーの話題も。ツアー最終日の会場が彼らのホーム「国立代々木競技場 第一体育館」でなくなったこと、生配信に対する率直な心境についてもトークを繰り広げる。

そのほか同誌では、radiko、Padcast、音声ドラマなど、拡大する「聴くエンタメ」の最前線を追った「ラジオ&音声メディア黄金時代」を特集。米倉涼子、伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)、Stray Kidsらのインタビューや、現在ミュージカル『ナイツ・テイル-騎士物語-』に出演中の堂本光一と井上芳雄が、同作を演出する世界的演出家、ジョン・ケアード氏に海外の演劇事情をレクチャーしてもらう独占企画も掲載している。