最近は「コロナ太り」という言葉もあまり耳にしなくなった。では、みんなすっかり痩せたのかというと……まったくそうではないらしい。

明治安田生命が今月発表した調査によると、なんと4人に1人がコロナ禍で太ったと実感しているという。もはやコロナ太りは一過性の現象ではなく、定着してしまったからこそ騒がれなくなっているとも考えられる。

そもそも、こんなにも外出や外食の制限が続くようでは、家で美味しいものでも食べるしかないではないか……ということで、今回は美味しいのに低糖質、低カロリーだと評判の紀文食品「糖質0g麺」を実食。ハッキリ言ってこれは、ダイエットの頼もしい味方になってくれる気配が濃厚だ。

30~50代の女性の30%が「コロナ太り」を実感!?

明治安田生命が今年9月に行った「健康」に関するアンケート調査結果によれば、20代から70代までの男女5,640人に調査を行ったところ、25%が「体重が増えた」と回答。特に女性は体重が増えた割合が多く、女性27.1%、30代~50代の女性に絞れば30.7%がコロナ太りを実感しているという。

主な原因は「運動不足だから」「食べ過ぎているから」。まさにコロナ禍の弊害がダイレクトに体重に反映された結果と言えそうだ。

そんな皆さんにもオススメしたいのがコチラ。紀文食品の「糖質0g麺」だ。

名前のとおり糖質がゼロの麺で、原材料にはおからパウダーとこんにゃく粉が主に使われているようだ。それぞれ「トマトバジル風味ソース」「煮干しまぜそば風たれ」「カルボナーラソース」が付いており、すべて近所のセブン-イレブンで購入することができた。「煮干しまぜそば」と「カルボナーラ」は今年の8月末に発売されたばかりの新作である。

これらは糖質ゼロであるだけでなく、カロリーもかなり押さえられていて、例えば「トマトバジル」は……

42キロカロリー。低っ!! 「煮干しまぜそば」は88キロカロリー、この3種のうちもっともカロリーが高い「カルボナーラ」でも132キロカロリーなので、これはかなりダイエット食として優秀な部類に入るのではないだろうか。もちろん、不味ければそれまでだが……。

ちなみに、麺はいずれも150グラムとなっている。

3種類の「糖質0g麺」を食べ比べ! 一番美味しかったのは……

ではまずさっそく、この「トマトバジル」から食べてみよう。作り方にも微妙に違いがあるようで、これは「水を切ってまぜるだけ」と一番シンプル。

袋を空けてみると……ほうほう。中身はこんな感じである。

麺とソースだけの極めてシンプルな中身となっている。まずは麺の水を切って……

カップに戻し、「トマトバジル風味ソース」をかける。

そして、まぜる。

これだけで完成。めちゃくちゃ簡単だ。それではさっそくいただきましょう。ズズズッ。

ほうほう。ほうほうほう……なるほど。本当に美味いね(笑)。まさにトマト味の冷製カッペリーニ。ひんやりしているからトマトのみずみずしさが際立っていて、バジルの風味もしっかりと効いている。トマトの果肉感も残っているからフレッシュさも感じられるし、これはソースのクオリティ高いわ。

もちろん、普通の細麺パスタと比べてしまうと麺の食感はあまりないのだが、ちゃんとした細麺具合になっているからかそれっぽい気分になってくる。いい意味で誤魔化してくれているとでも言えばいいだろうか。

もう少しパンチがほしかったので、タバスコを投入。これが本当によく合う。満腹感こそないものの、おにぎり程度の炭水化物を腹の中に入れたような満足感はある。そうだ、満足感だ。具こそ入っていないが、味がちゃんと美味しいのと、麺が150グラムあることで、42キロカロリーとは思えない満足感が得られている。いいじゃん、これ!

続いては「煮干しまぜそば風たれ」をいってみよう。これは先ほどの「トマトバジル」とは少し作り方が違い、麺の水を切ったらカップに戻し、ラップをかけずに600ワットのレンジで2分間加熱する。

で、麺が温まったらカップにタレを投入し、よくまぜる。

一手間かかったものの、面倒くさく感じるほどではない。では、せっかくなので温かいうちにいただこう。ズルズルッ。

うわっ、すごい。まさにラーメン屋で食べる煮干し系のまぜそばそのものの味だ。これは美味い。煮干しの風味がガツンと立っており、同時にニンニクやタマネギも強く主張する。あとはごま油かな? オイリーでジャンキーな、ちょっと罪深い味である。

気分はまぜそばを食べている感覚そのもので、メンマなどがトッピングできれば、なお本格的な気分に浸れそうだ。あとは追い飯なんかもしちゃったり……って、それじゃあ糖質0g麺の意味がなくなっちゃうか。これも到底、88キロカロリーの満足感ではない。カップ麺で似たようなまぜそばを食べようとしたら、そのカロリーは軽く5~6倍はいってしまうだろう。やっぱりめっちゃええやん、これ。

ラストは「カルボナーラ」。先のふたつは「細麺」だったが、これだけ「丸麺」と表記されている。何が違うんだろう?

これもレンジで2分加熱し、ソースを混ぜるだけで完成。おおっ、これは食べる前からチーズの香りがプンプンと漂ってくる。それではいただきましょう。ズズッ。

おおっ、濃厚!! かなりクリーミー。チーズと卵の風味が際立っていて、リアルなカルボナーラに近い。というか、これだけはパッケージにも「~風」「~風味」ではなく、しっかり「カルボナーラソース」と断定的に書かれているので、本当にカルボナーラソースと同じような作られ方なのだと思われる。なんか本格的だもん、明らかに。

麺はもちろん柔らかめではあるが、先のふたつよりも太くて本物のパスタに近い分、食べごたえも感じられる。コク深くてこれはいい。少しアクセントがほしい場合は、黒胡椒なんかをかけると味が引き締まっていいかもしれない。

どれも思った以上に美味しかった。好みは人ぞれぞれだろうが、個人的にはカルボナーラの再現度の高さが頭一つ抜けて印象的だったかもしれない。

秋の夜長は小腹が空きやすい。そこでカップラーメンやポテトチップスを食べるのではなく、糖質0麺シリーズをチョイスすればずいぶん身体への負担は違う気がする。もちろん、朝食のパンやライスをこれに置き換えるだけで、ダイエットにもきっと役立つだろう。

コンビニで気軽に買うことができて、しかもヘルシーで美味しい。本当にいい時代になったものである。せっかくなのでこのヘルシー志向ブームを大いに利用し、コロナ太りを少しずつ解消してみては?