キューサイは「テレワーク生活」に関する意識調査を実施し、結果を9月17日に発表した。調査は8月26~8月27日の期間に、週3日以上テレワークを実施している全国の20代~50代の男女520名を対象にインターネットで実施した。

  • Q1.「テレワーク疲れ」を感じていますか?/Q2.コロナ禍が終息した後も、テレワークを取り入れた働き方を継続したいですか?

まず、「テレワーク疲れ」を感じているかどうかを尋ねると、64.6%の人が「テレワーク疲れ」を感じていると回答。その一方で、コロナ禍が終息した後もテレワークを継続したいか質問をすると、80%の人がアフターコロナもテレワークを継続したいと回答した。「テレワーク疲れ」を実感しながらも、テレワークのメリットを享受しているという生活者の実態が明らかになったという。

  • 世代別表

また、世代別にみると、30代が88.4%とテレワークを継続したいという声が多かった。25~38歳のミレニアル世代(1981年~1996年生まれ)は、インターネット環境の整備が飛躍的に進んだ時代に育ち、インターネットでの情報検索やSNSを利用したコミュニケーションを使いこなすのが特徴だという。IT に高い親和性を持った世代でテレワークを上手く活用しながらも、76.0%の人が「テレワーク疲れ」を実感しているという結果に。

  • Q3.テレワークを実施するようになって生じた変化を教えてください

テレワークを実施するようになって生じた変化について尋ねると、1位は「運動不足になった」(58.1%)、2位「外を歩くと疲れやすくなった」(31.7%)、5位「運動を積極的に行うようになった」(23.7%)と「運動」に関する変化が多いことがわかった。また、4位「プライベートを過ごす時間が充実した」(25.4%)と、テレワークによる変化を前向きに捉える声もランクインした。

  • Q4.オフィスで働く時に比べ、テレワークが当たり前の生活になって睡眠の質が悪いと感じるようになりましたか?/テレワーク時にあなたが経験したことを教えてください

次にオフィスで働く時に比べ、テレワークが当たり前の生活になって睡眠の質が悪いと感じるようになったかという質問に対して、「とても感じる」または「感じる」と回答した人は 52.1%と、半数以上の人が睡眠の質の低下を実感していることがわかった。

テレワーク生活の体験談として「仕事とプライベートの切り替えができずに休まらない」(52.9%)、「会議と会議の間時間、ベッドで睡眠をとる」(46.3%)、「朝起きられず、寝起きのまま会議に参加したことがある」(41.2%)、「カメラオフの会議中に寝てしまう」(33.8%)といった声があがった。仕事とプライベートの切り替えができず、質の良い睡眠がとれていないテレワーク実施者の姿が伺えた。

  • Q5.オフィスで働いている時に比べ、テレワーク時の姿勢が気になる(悪くなったように感じる)ようになりましたか/Q6.テレワークを実施するようになって違和感や気になるようになった身体の部位を教えてください

次にオフィスで働いている時に比べ、テレワーク時の姿勢が気になる(悪くなったように感じる)ようになったかという質問に対して「とても感じる」が28.7%、「感じる」42.3%と回答し、71%の人がテレワーク時の姿勢が気になっているとわかった。

また「テレワークを実施するようになって生じた変化」に関する質問で「身体に違和感を感じる」と答えた人を対象に、気になる身体の部位を調査した。すると、73.4%は 腰への違和感があると回答。テレワーク中は移動が少なく、座りっぱなしの状態で長時間同じ体勢が続き腰への負担が生じているのだろうと考察している。

  • Q7.オフィスで働く時に比べ、テレワーク時のランチに栄養不足を感じていますか?/テレワーク時にあなたが経験したことを教えてください

さらにオフィスで働く時に比べ、テレワーク時のランチに栄養不足を感じているか尋ねると「とても感じる」19.8%、「感じる」30.4%と回答し、50.2%と半数以上の人がランチに 栄養不足を感じていることがわかった。また、テレワーク中のエピソードとして「パソコンの前で仕事をしながら片手間にランチを食べる」59.8%、「会議と会議の間に休憩時間がない」45.8%などの声があがり、自宅でも慌ただしくランチをとっているテレワーク実施者の姿が浮き彫りとなった。