フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、末期がんで余命宣告を受けたパチスロライター・マエダさんと仲間たちの終活を追った『人生の終わりの過ごし方 ~「ダメ人間マエダ」の終活~ 後編』を、19日に放送する。

  • 自宅で歩行器を使うマエダさん=フジテレビ提供

自らを「ダメ人間」と呼ぶパチスロライターのマエダさん(44)。都心の裕福な家庭の一人息子として生まれ、幼稚園からエリート街道を歩むものの、同級生の中でただ1人、大学に進学せず、ギャンブルにのめり込み、トラック運転手や豆腐店、転売業など職を転々としてきた。

20歳で最初の結婚をしたが、今は「バツ2」で現在は、年老いた母と2人で暮らしている。30代半ばで、ようやく巡り会えた天職がパチスロライターの仕事。“ゲス”なキャラクターとスーツ姿で、ファンに愛されてきた。

2020年2月、そんなマエダさんが余命宣告を受けた。医師からは「余命は3カ月から半年」と言われた。マエダさんは友人たちに全てを語り、「最後まで楽しく死にたい」と、自らの“終活”に付き合ってもらうことに。

「やりたいことは我慢しない」と、酒を飲み、タバコを吸い、麻雀に興じ、旅に出るマエダさんだが、余命宣告から半年が過ぎ、体は悲鳴を上げ始めた。

がんの進行は止まらず入退院を繰り返す中、手術も難しい状況となり、母と2人、緩和ケア専門のホスピス探しを始める。全身の痛みと歩行困難な中、年老いた母の肩を借り、足をひきずりながら歩く。大量の痛み止めの薬を飲みながら「今、敗戦処理をしてるんだなと思うと悲しくなっちゃう」と自分の運命を嘆くマエダさん。

「自分らしく生きること」「最後まで幸せに生きること」だけを願ったマエダさんの終活を追った1年の物語の結末は…。女優・宮崎あおいのナレーションで追っていく。

  • 笑顔で語るマエダさん=同

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