東武ホテルマネジメントが運営する浅草東武ホテルは、東武鉄道の全面協力の下、開業1周年記念として「東武鉄道運転シミュレータールーム」を制作すると発表した。第1期分の予約を10月1日12時から開始し、開業1周年当日の10月8日から利用できる。

  • 浅草東武ホテルに「東武鉄道運転シミュレータールーム」が登場。運転士気分を味わえる

運転シミュレーターは、2015年に東武東上線池袋~小川町間のATC(自動列車制御装置)導入にともない、2013年から志木乗務管区で運転士の習熟訓練用として使用していた実物をそのまま移設。現在も森林公園乗務管区などで同型のシミュレーターが訓練で使用されているという。

運転台は50070型のもので、本物と同じマスコンハンドルや速度計などの各操作機器で運転操作を体験できる。出発駅・出発番線の設定、閉そく区間ごとの制限速度の設定もでき、通常時・異常時といったさまざまな環境の再現も可能。モニターに沿線の車窓風景がCGでリアルに再現される。

  • 「東武鉄道運転シミュレータールーム」

  • 50070型の運転台をリアルに再現

「東武鉄道運転シミュレータールーム」は定員2名で1日1室限定。東武東上線池袋~小川町間の上下線を体験可能だが、本格シミュレーターのため、12歳以上の利用を推奨している。

「東武鉄道運転シミュレータールーム」の開業1周年記念デイユースプランは、チェックインが13時、チェックアウトが17時。料金は1室1万200円。第1期分(10月8~14日)の予約は10月1日12時から、第2期分(10月15~21日)の予約は10月8日12時から、第3期分(10月22~28日)の予約は10月15日12時から、第4期分(10月29日~11月4日)の予約は10月22日12時から、いずれも浅草東武ホテル公式サイトにて受け付ける。