ナティクシス・インベストメント・マネージャーズは9月15日、「2021年グローバル・リタイアメント・インデックス調査」を発表した。

同調査は、退職後の豊かさに関する18の指標を4つの指数に分類して分析し、どのような特性が各国の状況を改善もしくは悪化させているかについて明らかにする。

4つの指数は、「退職後に快適な生活を送るための物質的な手段」、「貯蓄の価値を維持し収入を最大化するための質の高い金融サービスへのアクセス」、「質の高い医療サービスへのアクセス」、「清潔で安全な生活環境などの生活の質」をテーマとしている。

  • 2021年グローバル・リタイアメント・インデックス調査

ランキングのトップテンを見ると、総合評価で1位「アイスランド」、2位「スイス」、3位「ノルウェー」、4位「アイルランド」、5位「オランダ」、6位「ニュージーランド」、7位「オーストラリア」、8位「ドイツ」、9位「デンマーク」、10位「カナダ」だった。

なお、日本は22位で、「退職後の資金指数」(42位)、「健康指数」(1位)、「生活の質指数」(25位)、「物質的な豊かさ指数」(16位)となっている。

同社は「上位10ケ国はいずれも、4つの指数全てでバランスのとれたスコアを付けているか、3つ以上の指数で著しく高いスコアを付け、残りの指数のスコアを補っていることが特徴として挙げられます」とコメントする。