[Alexandros] 川上洋平、コロナで実感した“生で音が届けられる素晴らしさ”　新メンバーとも「同じ目線で」

東京オリンピック競泳銀メダルに輝いた本多灯選手が[Alexandros]の「Starrrrrrr」を聴いてレースに臨んでいることが話題になった。前回のリオ五輪では、バドミントン女子ダブルス金メダルの松友美佐紀選手が試合前に「ワタリドリ」を聴いてたといい、川上も対面を果たしたという。

こうして自分たちの曲がアスリートたちの支えとなっていたことに、「部活にも入らず、全然スポーツをやってきたことがなかったので、そういう人間が作った音楽がスポーツ選手の方に聴いていただけるのは、すごくうれしいなと思いましたし、驚きでした」と本音を吐露しながら、「スポーツ番組を見ていて、ふとしたときに流れていたりするので、使いやすい曲調なのかもしれないです(笑)」と分析。

さらに、「『鳥人間コンテスト』では100%『ワタリドリ』がかかってますね。もうテーマソングになってるんじゃないかっていうくらい(笑)」と、図らずも応援歌になっていることを喜んだ。

■新しいバンドになったという感覚だからこそ

今後は10月12・13日に横浜アリーナ、26・27日に日本武道館の公演が控え、並行して曲作りも積極的に進行しているといい、「来年には1つの作品となって、皆さんにお届けできたらなと思っています」と予告。

「今までで一番意味のある、そして意義のある作品を作りたいと思ってるんです。この10年、ずっと走りっぱなしで、それはすごい良かったと思うんですけど、歩いたり一旦止まってみたりするのも良いなと思って。出来上がったものをすぐ出すんじゃなくて、1回見つめ直してダメだと思ったら、それはもったいないと思うんじゃなくて、お蔵入りしちゃってもいいと思う。今までのように走ってきたところだけじゃない作り方も、新しいメンバーが入って、新しいバンドになったという感覚だからこそやりたいと思っています」

今年は、『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ系)でドラマに初挑戦したが、「この1年で、自分の音楽の指標や志みたいなものが明確になったので、そこがブレずに、新しい分野にも挑めるなと思ったんです」と背景を明かし、さらなる別ジャンルへの挑戦にも意欲を示してくれた。