女優の柴咲コウが、BS朝日で放送される『地球クライシス2021~気候変動 壊れゆく世界~第2弾』(26日21:00~)のナビゲーターを務めることになり、このたび都内で収録が行われた。

柴咲コウ=BS朝日提供

同番組は今年3月に放送したスペシャル番組の第2弾。気候変動の世界の現状を描いた英国BBCのドキュメンタリーと取材映像を見ながら、地球の今と未来を、気象予報士・依田司氏、気候科学者・江守正多氏とともに考えていく。

自然環境との調和を目的にした製品や事業を展開する会社を立ち上げ、2018年には環境省の環境特別広報大使に就任した柴咲は、昨年から北海道へ移住し、有機栽培農業などにも取り組んでいる。環境問題をテーマにした番組のナビゲーターを務めるのは今回が初めてで、VTRを見ながら熱心にメモを取っていた。自然と環境への思いについては「幼い頃から自然への尊敬の思いがあって、自然と消費のバランスが取れているのかという疑問がありました。北海道の自然の中で暮らしていると、地球温暖化の影響が都会よりもダイレクトに感じることがあります。気候変動はこれまで地球の歴史の中でも何度もあったことと言われてきましたが、今は、気候変動は自分たちのせいだったと突きつけられている、これからは本気で考えていかないといけないと思います」と力を込めて話した。

また、現在都内と北海道の2拠点生活を続けていることについて「その比重は仕事に左右されるのですが、いずれは向こうが拠点になればいいなと考えています。自給自足で体感したものを財産にしたい。もっともっと自分も知識を蓄えていかなければならないと思います。今回の、この番組で初めて知ったこともあるので、もう一度見て、保存版にしたいですね。気候変動問題はデータに基づいて、話さないといけないと思うので、みなさんと勉強会みたいなものができたら」と語る。さらに「私は環境に関して発信している方だとは思うのですが、どうしたらもっと受け取る側の方々にも自分事として受け取ってもらえるか、という思いがあリました。今回の特集は、我々人間一人ひとりが自分事として向き合うべき問題を取り上げています。自分たちの食卓も変わってしまうし、自分たちの生活も変えていかないといけないと感じることができました」と今後の抱負も。

そんな柴咲へ、依田氏も「北海道で暮らしていらっしゃるということで、非常に知識が豊富でした」と評価していた。