大学スポーツ協会は、安全で安心な大学スポーツ活動の環境を整備するため、MS&ADインシュアランス グループ ホールディングスと連携し、日本初の安全安心認証「UNIVAS Safety and Security Certification」(以下:UNIVAS SSC)制度を構築している。また本制度の第一号認証は、認証審査を申請し、必須・推奨項目の評価基準をクリアした中京大学(愛知県)に決定したことを9月8日に発表した。

UNIVASでは、大学スポーツの安全性確保と、大学・競技団体の主体的なガイドライン推進をサポートすべく、全競技に共通する安心安全にかかわる推奨すべき事項を明記した「安全安心ガイドライン」と、新型コロナウイルス感染症対策としての「UNIVAS 大学スポーツ活動再開ガイドライン」を策定している。

同ガイドラインの推進を主体的に行っている大学、競技団体には、安全安心認証「UNIVAS SSC」を付与する。また、有事における補償制度を充実させることで、安全安心にかかる環境整備の促進や組織マネジメント能力の向上に繋げてもらいらいという狙いもあるという。

中京大学は、運動部を取り巻くリスク全般の洗い出しや事故の際の体制構築など、安全で安心なスポーツ環境整備に関する項目の評価基準を達成しており、本制度の第一号認証会員となった。

UNIVAS会長の福原紀彦氏は「中京大学様は、学業やスポーツ活動にも積極的に取り組んでおられ、特に学生が安全で安心なスポーツ活動を行える環境整備に力を注いでおられます。『UNIVAS SSC』制度に早くから興味を示していただき、本日第一号認証会員として発表することができ大変うれしく思います。本制度発表から大学、競技団体のみなさまには説明会を幾度も実施させてもらい、理解を深めていただいたと存じます。この発表を機に、本制度の理解、促進がさらに進んでいき、認証会員が増えていくことを願っております」とコメントを寄せている。