ビズヒッツは9月8日、「新卒3年以内の転職に関する意識調査」の結果を発表した。調査は6月29日~7月11日、新卒3年以内に転職した経験がある男女498名(女性328名/男性170名)を対象にインターネットで行われた。

  • 新卒入社から3年以内に転職した理由

    新卒入社から3年以内に転職した理由

新卒入社から3年以内で転職した理由を聞いたところ、「仕事内容が合わない」(107人)が1位に。「営業職が向いていないと感じた」「単調な仕事内容に飽きた」などの回答が寄せられたほか、「技術職で採用されたのに、営業に配属された」「営業職採用だったのに倉庫の在庫管理に回された。3ヶ月我慢してと言われたが、1年経っても異動できなかったので転職した」という人も見受けられた。

続く2位は「人間関係が悪い」(100人)。「新人いじめや嫌がらせを受けた」「職場になじめなかった」という体験談が多数寄せられ、人間関係が原因で体調を崩したという人も。3位には「勤務時間・休日への不満」(98人)がランクイン。「残業や休日出勤が多い」「休みがとりにくい」「有給休暇は病欠以外却下された」といった体験談が寄せられた。

以下、4位「収入をあげたい」、5位「他の仕事がしたい」、6位「ハラスメントを受けた」、7位「将来に不安を感じた」、8位「勤務地への不満」、9位「社風になじめない」、10位「引越しのため」と続いた。

  • 新卒入社から3年以内の転職を不利と感じましたか?

    新卒入社から3年以内の転職を不利と感じましたか?

次に、「あなたは新卒入社から、何年(何ヶ月)で転職しましたか?」と聞いたところ、「〜半年」が20.1%、「〜1年」が21.4%と、4割以上が1年以内に転職していることが明らかに。

「新卒入社から3年以内の転職を不利と感じたか」という質問では、65.2%が「あまり感じなかった」「全く感じなかった」と回答。理由を尋ねると、「資格があったから」「第二新卒枠で、人柄重視の採用だったから」「人材不足の業種だったから」といった意見が寄せられ、最近では第二新卒専門の転職サービスなどもあるため、あまり支障を感じていないよう。

しかしながら、転職した時期が早いほど「不利だと感じた」人の割合は多くなる傾向が見られ、「新卒入社1年以内」では44.0%と高い結果に。「不利と感じた」理由を聞くと、「アピールできるスキルや経験がない」「根気がないと思われる」「転職理由を詳しく聞かれる」などの回答が多く寄せられたほか、「転職エージェントに登録しようとしたら、門前払いされてしまった」という人も見受けられた。

最後に「新卒から3年以内に転職して、満足していますか?」と聞いたところ、87.4%の人が「満足」「まあ満足」と回答した。