ホンダを象徴する1台「NSX」が、いよいよその歴史に幕を閉じる。最後に登場するのが、世界で350台の限定生産となる特別なモデル「Type S」だ。これまでのNSXに比べると、見た目のスーパーカー度合いが増した最後のNSX。希少なクルマなだけに街で見かけるのは難しそうなので、写真でじっくり見ておきたい。

  • ホンダ「NSX Type S」

    いかにもスーパーカー然としたフロントマスクとなったホンダ「NSX Type S」

街で見るのは至難? 写真でじっくり見ておこう!

「NSX Type S」は世界で350台の限定生産。日本には30台が入ってくる。発売は2022年7月の予定で、2021年9月2日には購入申し込みの受け付けが始まる。かなり希少なクルマなので、街で見かける機会はめったになさそうだ。

NSX2020年モデルとデザインを見比べると、Type Sは新デザインのバンパーを採用し、いかにもスーパーカーであるという押し出しの強さを獲得している。安全基準を満たしつつ、空力と冷却性能を高める造形に仕上げてあるそうだ。写真の車体色は、ホンダ初のマットカラーとなる「カーボンマットグレー・メタリック」(特別有料色:69.3万円)。全350台のうち、同色に塗られる個体は70台に限られる。

  • ホンダ「NSX Type S」
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  • 左が「NSX Type S」、右が「NSX」2020年モデル。Type Sはフロントの開口部が大きくなっているが、これによりダクトに取り込める空気の量が増している

  • ホンダ「NSX Type S」
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  • ホイールはシャークグレー(マットフィニッシュ)の5スポーク鍛造ホイール(フロントは19インチ、リアは20インチ)

  • ホンダ「NSX Type S」
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  • カーボンディフューザーはエアロダイナミクスが大幅に向上

  • ホンダ「NSX Type S」
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  • ホンダ「NSX Type S」
  • ホンダ「NSX Type S」
  • 内装色はオーキッド(写真)、レッド、エボニーの3色。写真はセミアニリンレザー×アルカンターラのシートだ。ヘッドレストには「NSX」の刺繍が入る

  • ホンダ「NSX Type S」
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  • 空気の流れを作り出し、ダウンフォースを発生させたり冷却性能を向上させたりする「NSX Type S」の造形

  • ホンダ「NSX Type S」
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  • ホンダ「NSX Type S」
  • ミッドシップにレイアウトされた3.5LのV6エンジン。「NSX Type S」のエンジンカバーにはシリアルナンバー(右端の写真)が入る

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