元サッカー日本女子代表で、いまやタレントとしてバラエティ番組に引っ張りだこの丸山桂里奈。現役を引退してから約5年経つが、タレントの仕事は一つ一つ全く違い、「今でも毎日新鮮」だという。映画『スペース・プレイヤーズ』(公開中)では念願だった声優に初挑戦。「夢が叶ってうれしい」と大喜びだ。丸山にタレント活動のやりがいや声優初挑戦の感想、また、まもなく1年を迎える結婚生活について話を聞いた。

  • 丸山桂里奈 撮影:蔦野裕

NBAのバスケットボール選手レブロン・ジェームズを主演に迎え、無限バーチャル・ワールドで繰り広げられるeスポーツバトルを描いた『スペース・プレイヤーズ』。丸山はレブロンの前に立ちはだかる敵チーム[グーンスクワッド]のネカ・オグウマイク選手/アラクネカ役を演じた。

「声優のお仕事をやってみたいという夢があったので、すごくうれしかったですし、ワーナーのキャラクターが大好きなので、そのキャラクターに自分の声が当たるというのが、いまだに夢みたい。自分が声を吹き込んだキャラクターと、ほかのワーナーのキャラクターたちが一緒にいるのを見られるなんて思っていなかったです」

アラクネカはクモをモチーフにしたキャラクター。「クモっていつも丸まっているので、なるべく背筋を丸めて、はっきりしゃべるのではなくクモっぽいしゃべり方を意識しました。ドスを利かせるところもすごく背中を丸めて、クモになった気分で演じました」とアフレコを振り返り、低めの声を出して再現。「自分の命をキャラクターに移すようなイメージでやらないといけない。楽しかったですけど、すごく奥が深いなと思いました」と声優の難しさを感じたようだが、「またやりたい」と再挑戦に意欲を見せた。

次はどんなキャラクターを演じたいか尋ねると、「今回クモだったので……アリ」と驚きの回答。「普段近くにいるようなキャラクターを演じたくて、犬とか猫とかもいいけど、本当に近くにいるのは、クモとかアリとか。あと、白いヤモリがいるって噂があって、それを見ると幸運になるらしいんですよ! そういう縁起のいい役もやってみたいです」と熱く語り、「木でもいいです。しゃべるんだったら」と加えた。

現役引退後、タレントとして活躍し続けているが、「毎日新鮮で、めちゃめちゃ楽しい」と生き生き。「サッカーの時も楽しかったですけど、やることがあまり変わらない。今の仕事は、毎日全然違う。収録やロケ、イベントなどいろんな新しいことがあり、やることも共演者も違い、同じ人でも髪型とかで変わってくるので、毎日すごく新鮮な気持ちです」と話し、「ミネラルウォーターを飲んでるみたい。ミネラルウォーター飲んだ時、感動しませんでした!? 水道水との違いに。そういう新鮮さがあります」と丸山流に表現してくれた。