スマホ決済を選ぶときには、還元率にも注目したいところです。同じ金額を支払うなら、少しでもお得に利用したいですよね。

そこで本記事では、スマホ決済8選の還元率を徹底比較していきます。スマホ決済選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてください。スマホ決済のメリットとデメリットについてもご紹介します。

  • スマホ決済8選の還元率を徹底比較!

    スマホ決済サービスの還元率や特徴を紹介していきます

スマホ決済8選の還元率を徹底比較!

主要スマホ決済サービス8選の還元率は下記のとおりです。

スマホ決済サービス 還元率
LINE Pay 0.5%
楽天ペイ 1.0%~2.5%
PayPay 0.5%~15.0%
au PAY 0.5%~2.5%
d払い 0.5%~2.5%
FamiPay 0.5%~1.5%
モバイルWAON 0.5%~1.0%
メルペイ 原則として還元なし

各スマホ決済サービスの還元率と特徴を、くわしく見ていきましょう。

LINE Pay

LINE Payのポイント還元率は0.5%です。以前はLINEポイントクラブのステージによって還元率が異なりましたが、2021年5月1日のサービスの改定によって一律0.5%となりました。

LINE Payでの支払いだけではなく、LINEサービスの利用やゲームプレイ、動画の視聴などでもポイントが貯まります。貯めたポイントは「1ポイント=1円」として全国のLINE Pay加盟店で使うことが可能です。LINEのさまざまなサービスやスタンプの購入にも利用できます。

なお、LINE Payアカウントにクレジットカード「Visa LINE Pay」を登録すれば、カードショッピングで2%が還元されます。2022年4月30日までの期間限定ですが、ポイント還元に上限はありません。

「Visa LINE Pay」をLINE Payアカウントに登録すると、事前にチャージしなくてもLINE Pay加盟店で支払いができるようになります。利用した内容はすぐにLINEで届くため、身に覚えがない通知にも即対応可能です。

楽天ペイ

楽天ペイの還元率は1.0%です。楽天カードからの「チャージ払い」で決済すると0.5%が加算されて1.5%の還元率になります。楽天ポイントカードと併用すれば、最大2.5%の還元率にすることも可能です。

貯めたポイントは「1ポイント=1円」として、楽天のさまざまなサービスや、楽天ペイアプリでの支払いなどに使えます。

PayPay

PayPayの還元率は0.5%ですが、前月の利用状況に応じて最大1.5%、Yahoo! JAPANの対象サービスなら最大2.0%が還元されます。Yahoo!ショッピングの利用で最大13%、PayPayモールの利用なら最大15%が還元される点にも注目です。

PayPayは現金やヤフーカードなど、さまざまな方法でチャージできますが、ヤフオク!とPayPayフリマの売上金をチャージするにはYahoo! JAPAN IDとの連携が必要なので、事前に紐づけておきましょう。

au PAY

au PAYの還元率は0.5%です。チャージにau PAYカードを使うと+1.0%、au PAYゴールドカードなら、さらに1.0%が加算されます(月間最大1,000Pontaポイント)。貯めたポイントは「1ポイント=1円」として使うことが可能です。

「au」という名称ですが、auユーザー以外でもアプリをダウンロードしてau IDを取得すればau PAYを利用できます。

d払い

d払いは、ドコモが提供するスマホ決済サービスです。dアカウントを作成すれば、ドコモユーザー以外でも利用できます。

還元率は0.5%ですが、ネットで利用する際には常に還元率が1.0%になります。実店舗では、下記の方法でポイントの3重取りが可能です。

  • 「通常還元率0.5%」+「dポイントカード提示で1.0%」+「d払いの支払い方法にdカードの設定で1.0%」

3重取りを活用したときの還元率は2.5%になります。

d払いの支払い方法は次の3種類です。

  • クレジットカード
  • d払い残高からのお支払い
  • 電話料金との合算払い(ドコモユーザーのみ)

FamiPay

FamiPayは、ファミリーマートや飲食店、ドラッグストアなどで使えるスマホ決済サービスです。通常還元率は0.5%ですが、Tカードを提示すればTポイントも0.5%貯まるため、合計還元率が1.0%になります。

貯めるポイントを「dポイント」「楽天ポイント」「Tポイント」から自由に選べるのも、FamiPayの特徴です。

チャージ方法は、次の3種類となります。

  • ファミマのレジで現金チャージ
  • アプリに銀行口座を登録してチャージ
  • ファミマTカードでチャージ

クレジットカードはファミマTカードだけの対応となっていますが、チャージ金額の0.5%が還元されるため、「通常還元率0.5%+Tカード提示0.5%+チャージ0.5%」の3重取りも可能です。

モバイルWAON

モバイルWAONの還元率は0.5%です。オートチャージにイオンカードセレクトを利用すれば還元率が1.0%になります。クレジットカードのほかに、現金とイオン銀行ATMからのチャージも可能です。

メルペイ

メルペイは原則として還元率0%ですが、不定期で「50%還元」などのキャンペーンを実施しています。

メルペイの支払いタイミングは次の3種類です。

  • メルカリの売上金やポイントを使う
  • ATMや銀行口座からチャージする
  • メルペイスマート払いを利用する
  • スマホ決済8選の還元率を徹底比較!

    還元率や特徴を比較して、自分にピッタリなスマホ決済サービスを選びましょう

スマホ決済のメリット

ここからは、スマホ決済の主なメリットを3つご紹介します。

各社独自の還元を受けられる

スマホ決済を利用すれば、各社独自の還元を受けられます。還元率は決済サービスによって異なりますが、現金で払ってもポイントは一切貯まらないので、同じ金額を払うならスマホ決済を利用した方がお得です。

手軽に利用できる

現金払いのように財布を取り出したり、お釣りを受け取ったりするなどの動作が必要ないため、スピーディーな支払いが実現します。銀行ATMから現金を引き出す必要もなく、ATM利用手数料の削減にもなります。

安全性が高い

紛失や盗難などで悪用される可能性が低いのも、スマホ決済のメリットです。指紋認証や顔認証などの生体認証を採用している機種なら、第三者がロックを解除して不正利用するのは困難でしょう。利用通知機能を設定しておけば、不正利用されてもすぐに気づいて利用停止の手続きをすることもできます。

  • スマホ決済のメリット

    スマホ決済には、現金払いにはないさまざまなメリットがあります

スマホ決済のデメリット

スマホ決済には、下記のようなデメリットもあります。

  • スマホの充電が切れると使えない

充電が切れると、すべてのサービスが利用できません。ただし、おサイフケータイの機能を利用している決済サービスは、スマホの電源がオフでも利用可能です。

  • 加盟店でなければ使えない

スマホ決済サービスの加盟店以外では利用できません。スマホ決済の導入店舗は増えていますが、すべての決済に対応しているわけではないので、事前に確認しておくといいでしょう。

  • 初期設定が必要

スマホ決済を利用するには、アプリをインストールしてから各種初期設定をしなければいけません。機種変更をするときには移行手続きも必要です。

  • スマホ決済のデメリット

    スマホ決済のデメリットも確認して上手に利用しましょう

スマホ決済の還元率は使い方によっても変わる!

スマホ決済の還元率は、各サービスや利用条件などによって異なります。使い方次第ではポイントの二重取り、三重取りができるスマホ決済サービスもあるので、自分にとってメリットの多いサービスを選びましょう。スマホ決済のデメリットも知っておけば、「使いたいときに利用できない」といったトラブルも防げます。