ピープルは7月上旬、「こども専用ICカード P♪siyoca(ピッしよか)」(2,200円)を全国の玩具取り扱い店やオンラインストアで発売する。
同社では、「いたずら1歳やりたい放題」シリーズをはじめとした、子どもが触りたくてもなかなか触らせてもらえない日用品への「触りたい!」気持ちに応える、子どもが思う存分楽しめる本物そっくりなおもちゃを販売している。
今回発売される商品は、親子で電車でおでかけする際、駅の改札で「ピッ!したい!」と交通系ICカードのタッチを自分でやりたがる子どもと、公共の場で周りに配慮しながら必死で止めようとする保護者の姿を見たことがきっかけとなっている。このような子どものやりたい気持ちを叶え、親子のおでかけ時間をより楽しくしたいという同社社員の想いから開発された。
大人と一緒にピッ♪できる
開発に際し、モニターとなった子どもたちの観察から注目されたのは、「非接触センサー」と「使用シーン」の2点である。ボタンを押すと音が鳴るということは日頃から慣れ親しんでいる子どもだが、カードをかざすだけで反応する交通系ICカードは、とても不思議で新鮮に見え、持ち前の探究心から自分でタッチしたがる。そのため、非接触センサーを搭載し、カードをかざすと音が鳴る動作をリアルに再現している。
さらに子どもを観察していくと、1・2歳の子どもたちの「カードをタッチしたい!」気持ちは、家で遊ぶときより、おでかけでママ・パパと改札を通るその時に最も強く高まることが分かった。改札を通るその時に使用できるよう、センサーにはポータブルクリップを搭載し、大人のポケットやバッグにセンサーを取り付けて、親子で手をつないで改札を通過しながらカードをタッチできるようになっている。
クレジットカードのタッチ決済も楽しめる
子どもの生活を観察していると、カードのタッチをしてみたい瞬間は、買い物中にもあることがわかった。同商品は、クレジットカードのタッチ決済も楽しめるよう、カードはリバーシブル仕様。カードをタッチした時の音声も「交通系ICカードモード」と「クレジットカードモード」の2モードが選べ、それぞれ本物そっくりな音声が流れる。
イヤイヤ期の活用方法
家庭内でも活用例が報告されており、事前に体験した子どもの保護者からは、「おでかけ中、疲れて歩きたくなくなった時も、ピッ♪して行こう!と促すと、ご機嫌になってまた出発してくれました!」との声が寄せられたという。また、寝る時やトイレに行く時など、イヤイヤ期で困りがちなシーンでも、子どもの「ピッ♪したい!」気持ちを盛り上げることで、移動を楽しく促すことができる。