日本郵政不動産は8月10日、このほど「旧ゆうぽうと」跡地(東京都品川区西五反田八丁目4番13号)において大規模複合開発「五反田計画(仮称)」の新築工事に着手、ホテル部分について運営者が星野リゾートに決定したことを発表した。竣工は2023年12月予定。
五反田エリアは東京都の「都市づくりのグランドデザイン」において、ビジネス、商業、居住、文化などの多様な機能の高度な集積が進んだ地域とされており、飲食店を中心とした賑わいに加え、ここ数年で多くのスタートアップ企業が集積し、一般社団法人五反田バレーが発足するなど、注目を集めている。
今回のプロジェクトは高さ約97m、地下3階~地上20階建て、基準階約1,000坪のオフィスを中心とし、ホテル、商業、シェアオフィス、ホールからなる大規模複合開発。「TOKYO,NEXT CREATION」をコンセプトに、多様な出会いと交流、新しい価値創造を促す次世代の街の拠点を目指すという。
建物の四周を取り囲むように配した「五反田の森」は、地域の植生を踏まえた多種多様な樹種によって構成。1階フードホール、2階シェアオフィス、3階ホール&カンファレンス(品川区運営)と、地上1~3階の低層部をエリアのにぎわいをさらに高める核として、また新たなコミュニティ形成につながるサード・プレイスとして位置づけた。
高層部14階から20階に位置するホテルの運営者は、国内外で51施設を運営する星野リゾートに決定。日本郵政不動産と星野リゾートが共同して、ホテルと街とをつなげる運営企画を計画するという。