30代の中頃や後半で住宅購入を検討する人も多いのではないでしょうか。毎月のローンの支払いは無理のない金額にすることが重要です。
この記事では35歳で4,000万円の物件を購入するといくらの支払いになるか、シミュレーションをしてみました。ご自身に支払えそうな金額がどの程度か、参考にしてみてください。
35歳で4,000万円の物件を購入すると?
毎月の返済額やトータルの返済額がどうなるのか、以下の設定でシミュレーションをしてみました。
・35歳から65歳までの30年ローン
・頭金として10%を支払う
・変動金利で0.527%
・ボーナス時は20万円を追加で支払う
・元利均等返済
・諸費用は含めない
頭金で10%を支払うので、ローンで組むのは3,600万円です。この場合、毎月の返済額は74,853円、トータルの返済額は3,894万578円となります。
手取りの月収が30万円以上あれば、無理なく返済できる人が多いのではないでしょうか。
ただし変動金利のため、将来金利が変更される可能性があります。金利が上がると、毎月の返済額も増えることになります。
ボーナス返済がないとどうなる?
先ほどの事例で毎月20万円のボーナス支払いがない場合、毎月の返済額は108,135円となります。ボーナス分を毎月の返済に振り分けることになるので、トータルの返済額は変わりません。
10万円オーバーとなると、毎月の手取り給与は35万円以上あると安心です。
ボーナスは会社の業績により、減額や0円になる可能性もあります。最悪のケースを想定し、ボーナスなしの場合のシミュレーションもしておくことをおすすめします。
フラット35を利用する場合は?
フラット35とは最大35年間にわたり、固定金利が適用される仕組みのことです。将来の金利が上昇することはありません。
先ほどの事例(ボーナス払いあり)でフラット35の固定金利1.33%が適用されるとすると、毎月の返済額は88,097円、トータルの返済額は4,370万4,757円になります。
変動金利0.527%の場合より14,000円ほど高くなりますが、極端に上がるわけではありません。
固定金利は、金利が変動すると影響が大きい人に向いています。具体的には、家計に余裕があまりない人、借入額が多い人、返済期間が長い人などです。