『パラサイト 半地下の家族』(2019年)がアカデミー賞で四冠を達成するなど、最近、世界で高い評価を受けている韓国映画。定額制の動画配信サービスでも韓国映画は多く配信されています。

スカッとするアクションや、手に汗握るスリル満点のサスペンスだけでなく、韓国映画には胸が熱くなる感動作もたくさんあります。そこで今回はマイナビニュース男女会員504人に、韓国映画の中でもっとも感動した作品と、その理由について聞いてみました。

韓国映画を視聴して感動したことはありますか?

「はい」(29.7%)
「いいえ」(70.3)

調査の結果、マイナビニュース会員のうち「韓国映画を視聴して感動したことがある」と回答した人は29.7%でした。約10人に3人が感動したと答えている韓国映画ですが、どのような作品に心が動かされたのか気になるところです。

そこで、次はこれまでに視聴した韓国映画で、もっとも感動した作品について具体的に教えてもらいました。

  • 必見! 感動した韓国映画を一挙紹介

    必見! 感動した韓国映画を一挙紹介

感動する韓国映画ランキング

  • 1位『JSA』(2000年公開/11.8%)
  • 2位『ブラザーフッド』(2004年公開/10.6%)
  • 3位『友へ チング』(2001年公開/9.4%)
  • 4位『国際市場で逢いましょう』(2014年公開/8.2%)
  • 5位『怪しい彼女』(2014年公開/5.9%)
  • 6位『サニー 永遠の仲間たち』(2011年公開/4.7%)
  • 6位『王になった男』(2012年公開/4.7%)
  • 6位『はちどり』(2019年公開/4.7%)
  • 9位『受取人不明』(2001年公開/3.5%)
  • 9位『オアシス』(2002年公開/3.5%)
  • 9位『おばあちゃんの家』(2002年公開/3.5%)
  • 9位『息もできない』(2008年公開/3.5%)
  • 9位『ヒマラヤ ~地上8,000メートルの絆~』(2015年公開/3.5%)
  • 9位『トンネル 闇に鎖された男』(2016年公開/3.5%)

次に、これらの作品を選んだ理由を作品ごとに紹介していきます。

1位『JSA』

JSAとは、朝鮮半島を南北に分けた38度線上に位置する共同警備区域「Joint Security Area」のこと。ある日、そこで射殺事件が発生する。女性将校が事件について探るうち、たどり着いた「真実」とは?

出演/ソン・ガンホ、イ・ヨンエ、イ・ビョンホン、キム・テウ、シン・ハギュン
監督/パク・チャヌク
公開年/2000年

・「北朝鮮と韓国両国の事情に考えさせられるものがあった」(40歳男性/不動産/営業関連)
・「どうにもならない友情に悲しくなった」(47歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「関心のある分野だった」(52歳男性/銀行/営業関連/営業・MR・人材・コールセンター他)
・「韓国映画は結構リアリティーがあるので印象に残りやすいです」(45歳男性/その他 専門職関連/コンサル・金融・不動産・税理士他)
・「国際情勢がよくわかる」(39歳男性/食品/その他技術職/医薬・食品・化学・素材他)
・「出演者が良かった」(65歳男性/サービス(その他)/営業関連)
・「とてもおもしろかった」(41歳男性/建設・土木 事務・企画・経営関連(マーケティング・経理・企画・経営他)
・「分断の重い現実を感じた」(40歳男性/教育/専門サービス関連/医療・福祉・教師・インストラクター他)

2位『ブラザーフッド』

舞台は朝鮮戦争が勃発した1950年の韓国・ソウル。強制的に徴兵された弟と、彼を守るために兵に志願した兄との兄弟愛を描くヒューマンドラマ。2人に待ち受ける悲劇は……。

出演/チャン・ドンゴン、ウォンビン、イ・ウンジュ、コン・ヒョンジン
監督/カン・ジェギュ
公開年/2004年

・「おもしろかった」(51歳男性/物流・倉庫/事務・企画・経営関連)
・「『大日本帝国に力を合わせて戦った同じ民族どうしがなぜ殺し合いをすんだ』というセリフが印象的でした」(58歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「作品内容が濃かった」(63歳男性/不動産/技能工・運輸・設備関連(生産・製造・運輸・警備・農林他)
・「とてもよかった」(32歳男性/公益・特殊・独立行政法人/メカトロ関連技術職(電気・電子・半導体・機械他)
・「戦争の悲惨さの中で互いを思い合う兄弟愛が、とても尊く感じられました」(41歳男性/食品/営業関連(営業・MR・人材・コールセンター他)
・「とても感動できました」(33歳女性/その他/販売・サービス関連(小売・フード・旅行・ホテル・エステ他)

3位『友へ チング』

舞台となっているのは、韓国が激動の時代であった1970年後半から1990年代の釜山。仲良し4人組だった幼なじみのうち、2人は裏社会に足を踏み入れていた。宿命的に再会した彼らだが……。

出演/ユ・オソン、チャン・ドンゴン、ソ・テファ、チョン・ウンテク
監督/クァク・キョンテク
公開年/2001年

・「友情のつらさ」(33歳男性/鉱業・金属製品・鉄鋼/技能工・運輸・設備関連)
・「チングはリアルな恋愛を描いているので、また見たいと思います」(33歳男性/教育/専門職関連/コンサル・金融・不動産・税理士他)
・「ストーリーがいい」(38歳男性/教育/専門サービス関連/医療・福祉・教師・インストラクター他)
・「ストーリーの展開が素晴らしかった」(62歳男性/化粧品・医薬品/営業関連/営業・MR・人材・コールセンター他)
・「内容が深い」(52歳男性/設計/営業関連(営業・MR・人材・コールセンター他)

4位『国際市場で逢いましょう』

釜山の国際市場を主舞台に、朝鮮戦争や軍事政権、ベトナム戦争など激動の時代を家族のために生きたひとりの男の生涯を描いたヒューマン大河ドラマ。

出演/ファン・ジョンミン、キム・ユンジン、オ・ダルス、チョン・ジニョン
監督/ユン・ジェギュン
公開年/2014年

・「韓国の政治手法は嫌いだが、いいものはいい」(51歳男性/食品/営業関連/営業・MR・人材・コールセンター他)
・「ベタだけど泣ける」(38歳男性/ガラス・化学・石油/事務・企画・経営関連/マーケティング・経理・企画・経営他)
・「おもしろかった」(42歳女性/輸送用機器(自動車含む)/営業関連/営業・MR・人材・コールセンター他)
・「WOWOWで何となく見たと思うがおもしろかった」(48歳男性/精密機器/メカトロ関連技術職/電気・電子・半導体・機械他)

5位『怪しい彼女』

主人公は、近所でも噂になるほど口が悪く、頑固者の70歳のおばあさん。写真館で記念写真を撮影した日、いつのまにか自分の容姿が20歳頃の姿に戻っていることに気づく。中身はおばあさん、外見はキュートな20歳の女性は、数々の騒動を巻き起こす。

出演/シム・ウンギョン、ナ・ムニ、ジニョン、イ・ジヌク
監督/ファン・ドンヒョク
公開年/2014年

・「悲しくも美しい物語の展開に感動した」(61歳男性/フードビジネス(総合)/IT関連技術職/ソフトウェア・ネットワーク他)
・「俳優陣の魅力」(54歳男性/サービス(その他)/専門サービス関連/医療・福祉・教師・インストラクター他)
・「とても感動した」(39歳男性/その他電気・電子関連/技能工・運輸・設備関連/生産・製造・運輸・警備・農林他)
・「おばあさんが若いころに戻って青春をやり直すのだが、一生懸命苦労してきたおばあさんの一生が垣間見えてとても泣けるから」(46歳女性/教育/事務・企画・経営関連/マーケティング・経理・企画・経営他)

6位『サニー 永遠の仲間たち』

平凡だけど幸せな毎日を送っていた42歳の女性が、余命いくばくもない高校時代の友人と再会。彼女の願いを叶えるために、離れ離れになった高校時代の仲間たち探すうち、青春時代の輝かしい日々を取り戻していく。

出演/ユ・ホジョン、シム・ウンギョン、チン・ヒギョン、カン・ソラ
監督/カン・ヒョンチョル
公開年/2011年

・「とても引き込まれていくストーリーだった」(37歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職/ソフトウェア・ネットワーク他)
・「昔を思い出す趣向がよかった。日本版も見た」(40歳男性/サービス(その他)/その他・専業主婦等)
・「学生時代の友達は言葉にできないほどとても良い」(52歳女性/専門店(その他小売)/販売・サービス関連/小売・フード・旅行・ホテル・エステ他)
・「共感できた」(34歳女性/農業協同組合(JA金融機関含む)/営業関連/営業・MR・人材・コールセンター他)

6位『王になった男』

朝鮮の第15代国王・光海君は陰謀渦巻く宮中で、暗殺を恐れるあまりに次第に暴君と化す。王のモノマネをしていた道化のハソンは、光海君の影武者として雇われることに。やがてハソンは周囲の尊敬を集めるようになり、次第に真の王として目覚めていく姿を描く。

出演/イ・ビョンホン、リュ・スンリョン、ハン・ヒョジュ、キム・イングォン
監督/チュ・チャンミン
公開年/2012年

・「魅力的な映画だった」(45歳男性/その他メーカー/その他・専業主婦等)
・「思いのほかよかったという記憶があります」(48歳女性/環境関連設備/事務・企画・経営関連/マーケティング・経理・企画・経営他)
・「良かった」(36歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/医療・福祉・教師・インストラクター他)

6位『はちどり』

経済成長にわく1990年代の韓国・ソウルに生きる14歳の少女。自分に無関心な大人に囲まれ、孤独な思いを抱えているが、ある日女性教師と出会い、次第に心を開いていく。思春期の少女の心情と家族の関係を描いたヒューマンドラマ。

出演/パク・ジフ、キム・セビョク、チョン・インギ、イ・スンヨン
監督/キム・ボラ
公開年/2019年

・「おもしろかった」(57歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/医療・福祉・教師・インストラクター他)
・「ストーリーがよかった」(41歳女性/不動産/事務・企画・経営関連/マーケティング・経理・企画・経営他)
・「思春期の少女の繊細さが描かれていて感動した」(44歳男性/サービス(その他)/その他技術職/医薬・食品・化学・素材他)

9位『受取人不明』

時は1970年代の米軍基地の町。黒人米兵との間に生まれた息子と2人、廃バスで暮らす韓国人女性。彼女はアメリカにいる夫に手紙を出し続けているが、その手紙はいつも「受取人不明」で戻ってきてしまう。韓国社会の闇を描いた社会派ドラマ。

出演/ヤン・ドングン、パン・ミンジョン、キム・ヨンミン、チョ・ジェヒョン
監督/キム・ギドク
公開年/2001年

・「悔しいが感動してしまった」(45歳男性/専門店(ファッション・服飾関連)/営業関連/営業・MR・人材・コールセンター他)

9位『オアシス』

前科持ちの男性と、重度脳性麻痺を患い、体が不自由な女性との純愛を描く。密かに愛を育む社会から隔絶された2人と、それを許さない周囲の人々。2人の愛は成就するのか……?

出演/ソル・ギョング、ムン・ソリ、アン・ネサン、チュ・グィジョン
監督/イ・チャンドン
公開年/2002年

・「興味深かった」(40歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/医療・福祉・教師・インストラクター他)

8位『おばあちゃんの家』

田舎に住むおばあちゃんと一緒に暮らすことになった都会育ちで7歳の少年。最初はおばあちゃんに反抗していた少年が、彼女のやさしさに触れるうち、だんだんと心を開いていく。自然あふれる山村を舞台に、おばあちゃんと少年のひと夏の交流を描く。

出演/キム・ウルブン、ユ・スンホ、ミン・ギョンフン、イム・ウンギョン
監督/イ・ジョンヒャン
公開年/2002年

・「あたたかみのある映像がよかった」(39歳男性/鉱業・金属製品・鉄鋼/建築・土木関連技術職/設計・施工・設備・研究開発他)
・「おばあちゃんの素朴な愛」(55歳女性/その他/事務・企画・経営関連/マーケティング・経理・企画・経営他)
・「ほのぼのとした家族の関係と、ちょっとシリアスな感じがとてもよかった」(59歳女性/官公庁/事務・企画・経営関連/マーケティング・経理・企画・経営他)

8位『息もできない』

父への憎しみを持つ借金取りの男性と、父親や弟との関係に悩む女子高生。似たようなトラウマを持つ2人は強く惹かれあい、交流を重ねていく。俳優としても活躍するヤン・イクチュンが私財を投じて制作した監督デビュー作。

出演/ヤン・イクチュン、キム・コッピ、イ・ファン、チョン・マンシク
監督/ヤン・イクチュン
公開年/2008年

・「かなり感動した記憶があります」(28歳女性/インターネット関連/IT関連技術職/ソフトウェア・ネットワーク他)
・「おもしろかった」(36歳男性/建設・土木/技能工・運輸・設備関連/生産・製造・運輸・警備・農林他)
・「よかったから」(47歳男性/食品/技能工・運輸・設備関連/生産・製造・運輸・警備・農林他)

9位『ヒマラヤ ~地上8,000メートルの絆~』

エベレストで遭難した後輩の遺体を回収するべく、人間が生存できないデスゾーンと呼ばれる領域に挑んだ実在の登山家オム・ホンギルと仲間たちの軌跡を描いた山岳ドラマ。

出演/ファン・ジョンミン、チョンウ、チョ・ソンハ、キム・イングォン
監督/イ・ソクフン
公開年/2015年

・「これはよかった、感動した」(43歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/事務・企画・経営関連/マーケティング・経理・企画・経営他)
・「おもしろいですね」(24歳女性/不動産/事務・企画・経営関連/マーケティング・経理・企画・経営他)
・「とても感動できました」(40歳男性/総合商社/営業関連/営業・MR・人材・コールセンター他)

9位『トンネル 闇に鎖された男』

トンネル崩落事故に巻き込まれ、ペットボトル2本の水と携帯電話、娘のために買った誕生日ケーキとともに、車の中に閉じ込められた男。男を救助するうために奮闘するレスキュー隊、彼の帰りを待つ家族の姿を描く。

出演/ハ・ジョンウ、ペ・ドゥナ、オ・ダルス、シン・ジョングン
監督/キム・ソンフン
公開年/2016年

・「素晴らしい」(44歳男性/物流・倉庫/技能工・運輸・設備関連/生産・製造・運輸・警備・農林他)
・「おもしろかった」(39歳女性/信用組合・信用金庫・労働金庫/事務・企画・経営関連/マーケティング・経理・企画・経営他)
・「おもしろさと感動が両方あった」(31歳男性/建設・土木/事務・企画・経営関連/マーケティング・経理・企画・経営他)

感動した韓国映画まとめ

マイナビニュース会員に「もっとも感動した韓国映画」について聞いたところ、最多回答は『JSA』でした。同作は1999年公開の大ヒット映画『シュリ』の記録を塗りかえ、韓国において歴代興行収入No.1となった政治サスペンス。南北の分断をテーマに、国家を超えた男同士の友情が描かれています。

続く2位の『ブラザーフッド』は朝鮮戦争が舞台で、兄弟の絆を軸に物語が展開。『ブラザーフッド』『JSA』とも、韓国の歴史的背景がしっかりと描かれた重厚で骨太な内容となっています。4位の『国際市場で逢いましょう』、9位の『受取人不明』もそうですが、激動の時代の韓国や南北関係をテーマにしているものが多く、映画の視聴をきっかけに、隣国の歴史についてもっと知りたくなった人もいるのではないでしょうか。

5位の『怪しい彼女』は、その評価の高さゆえ、中国、日本、ベトナムでもリメイク版が制作されたコメディ作品。日本では『あやしい彼女』というタイトルで多部未華子主演にて2016年にリメイクされています。6位の『王になった男』は、イ・ビョンホンが初めて時代劇に挑戦した作品ということで日本でも話題となりましたね。

そのほか、純愛や家族・仲間との絆を描いたもの、大事故や自然の驚異と戦うスペクタクル映画など、さまざまなジャンルの作品がランクインしています。 今夏もコロナ禍で家の中でのんびり過ごす人も多いことでしょう。感涙必至の韓国映画で感情を揺り動かし、心のデトックスをしてみるのもおすすめです。

調査時期: 2021年6月26日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計504人
調査方法: インターネットログイン式アンケート