女優の上白石萌歌が主演を務める、映画『子供はわかってあげない』の特別映像が21日、公開された。

  • 『魔法左官少女バッファローKOTEKO』

    『魔法左官少女バッファローKOTEKO』

同作は「マンガ大賞2015」で2位にランクインした田島列島による長編デビュー作の実写化作品。もうすぐ夏休みのある日、高校2年の美波(上白石)は水泳部の練習中に、ちょっと変わった書道部員のもじくん(細田佳央太)と学校の屋上で運命的に出会い、思いもよらない父親探しの旅が始まる。

この度本作より劇中アニメとして使用される、その名も『魔法左官少女バッファローKOTEKO』の映像が解禁となった。『魔法左官少女バッファローKOTEKO』は上白石萌歌演じる主人公の美波と細田佳央太演じるもじくんがお互いに好きなアニメ。このアニメをきっかけふたりの距離は縮まっていくことになる、重要なキーとなる劇中アニメとなっている。

今回解禁された映像は映画内では見ることが出来ない、富田美憂の歌声に乗せたEDまで含まれるここでしか見られない特別バージョン。アニメーション制作は『デジモンアドベンチャーtri.第1章~第6章』(15~18年)などの、監督は『劇場版 王室教師ハイネ』(19)などの菊池カツヤ、キャラクターデザインは『劇場版 王室教師ハイネ』(19)などの奥山鈴奈が務める。

また豪華声優陣が集結し、KOTEKO役に富田美憂、セメント伯爵役に浪川大輔、モルタル役に櫻井孝宏、コンクリ太郎役に鈴木達央、聖徳太子様役に速水奨といった日本を代表する声優陣が顔を揃えている。

沖田修一監督もこの劇中アニメにかなりのこだわりを持っていたようで、架空のWikipediaまで独自に作成し、本編では描かれていない1話分すべての台本を書き起こしていたという熱の入れようだったという。

今回公開された映像でも聴くことが出来る富田美憂の歌うOP/ED曲も収録された映画オリジナル・サウンドトラックが本日より各種ダウンロード、ストリーミングサービスにて配信される。本作の音楽を担当したのはソロユニット“agraph”としても活躍しながらドラマや映画など様々な作品で音楽を担当し、最近ではテレビアニメ『チェンソーマン』の音楽を担当することも発表され話題の牛尾憲輔。沖田監督とのタッグが『モリのいる場所』以来二度目となる牛尾の音楽が、美波ともじくんのひと夏を瑞々しくもセンチメンタルに彩っている。

富田美憂 コメント

・KOTEKOについて

左官の魔法少女ということで、一体どんな子なんだろう、、、! とドキドキしましたが、とても仲間思いで元気いっぱいで、演じながら私も勇気づけられるような子でした。 是非表情豊かなKOTEKOに癒されていただきたいです。

・OP/ED曲について

まさか歌まで歌わせていただけるとは思っていなかったのでとても嬉しかったです!
OPはみなさんもきっと口ずさみたくなるようなキャッチーさが魅力ですし、打って変わってEDではちょっぴりしっとりしKOTEKOを感じていただけるような、そんなステキな2曲になりました!

浪川大輔 コメント

セメント、、、ひとりではなーんにもできない、、、そう、、なーんにも、、、だから! みんなの力を貸してくれ!映画、観てくれ! 笑い、哀愁、感動、もうそれはそれは沢山の涙が溢れ出る!それで、溶けても構わない!な! モルタル! コンクリ! KOTEKO、みんなの心を君の魔法でハッピーに塗り替えてくれ!頼んだぞ!

(C)2020「子供はわかってあげない」製作委員会